第25話 お届けものはお姫様です
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
銀時は自分の腕の中で眠っている彼女の寝顔を見て、その安心しきった表情に小さく微笑むと、自分の部屋に琴音を運んだ。
いつもは琴音用の布団に寝かせているのだが、今から布団を敷くのも面倒だった為、銀時は自分のところに寝かせる事にした。
自分の腕の中でぐっすりと眠っている琴音に、銀時は彼女を包み込む様にしてギュッと抱きしめた。
琴音の悩みねぇ…
何をそんなに悩んでたんだ?
俺には言えない事?
あ、もしかして俺の事?v
どちらにせよ…俺って琴音ちゃんから頼られてなかったの?∪
銀「……琴音」
「っ……ん……ぎ…ん…ちゃん?」
あ…強く抱きしめすぎたか?
銀時が耳元で琴音の名前を囁いた時、先ほどまで気持ち良さそうに眠っていた彼女の瞳が薄らと開かれた。
起こしてしまったと思った銀時が腕の力を弱め、彼女の顔を覗き込むと寝ぼけているせいか、ボーッとした顔で銀時の顔を見つめていた。
銀「わりぃ…起こしちまったか?」
「あれ……銀ちゃん……が…いる」
銀「さっきゴリラ局長が此処まで送ってきてくれたんだよ」
「近藤さ…ん…が…?」
銀「あぁ、なんか向こうで寝ちまったらしいからな。
屯所で何してたんだ?」
「…近藤さんに…話しを聞いてもらってたの。
でも近藤さんは…私は…銀ちゃんに似ているって……だから…それは長所なんだって……だから嬉しかった」
銀「……は?」
俺に似てる?
何が?
琴音が?…俺に?
いやいやいや意味が分からない…
いや、その前に嬉しいよ。
嬉しいんだけど銀さん意味が分からないんですけどー!?
「銀ちゃん…私銀ちゃんの為に……皆の為に笑顔でいるから……銀ちゃんの側にいるから。」
銀「あぁ…それなら俺も琴音が毎日笑顔でいられる様に側にいるから」
銀時は小さく微笑む琴音の額にそっと唇を落とすと、彼女も安心しきった表情で再び深い眠りへと落ちていった。
END