12話 いたずらにご用心
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「〜♪〜♪」
チョ「ののかなんだか機嫌いいな?
どうかしたのか?」
キッチンから出てきたののかは甲板にやってくると、彼女の機嫌の良さを見たチョッパーが声をかけてきた。
「あ、チョッパー♪
別にどうかしたわけじゃないんだけど、まぁちょっと面白い事があってねv」
チョ「面白い事!?♪
それは何なんだ!?」
「フフっ、今はまだ秘密!
でも後で分かるから♪」
ののかは「じゃあね」といって甲板から立ち去ると、次に彼女が向かった先は船首のほうだった。
鼻歌を歌いながらののかは上機嫌で船首に向かうと、そこに先客がいる事に気づいた。
ん?
誰かいる?
ののかは気配を消してそっと覗き込むと、そこには潮風に当たりながら、心地よい陽気に包み込まれ眠っているゾロの姿があった。
ゾロこんな所で眠っちゃってる
「ゾロ?
こんな所で寝てると風邪引くよ?」
「ぐがぁ〜!」
いつもの事だけど…ゾロって一度寝ちゃったら中々起きないんだよねぇ
眠ているゾロの肩を小さく揺らしてみたが反応はなく、いつものように豪快にイビキをかいて眠っていた。
「フフっ」
ゾロが起きないなら…
爆睡しているゾロを見てののかはサンジ同様に不適な笑みを浮かべると、先ほど部屋から持ってきていたメイク道具を手にした。
ゾロは人一番気配などに敏感なので、もしかしたら直ぐに起きて気付かれちゃうかと思い、内心ビクビクしていたが、いざチークや口紅等を塗っていくと意外にも起きなかった。
そして10分後、ののかはメイクした彼の顔を見て言葉を失った。
………∪
…こ…怖い∪
っていうか……キモイ∪
【THE!漢!!】って感じのゾロはサンジと違って、メイクをすると美しさよりも気持ち悪さの方が引き立ってしまい、彼女自身も彼の顔を見てドン引きしていた。
「…ゾロ……何かごめんね∪」
そしてののかは紙とペンを用意し、スラスラとペンを走らせると、その紙をゾロの背中にペタッと貼付けてその場を立ち去った。
.