11話 寒さは大敵
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その頃部屋では寒さのあまり、ベッドから出てこれない名無しが布団に包まり暖まっていた。
夏島育ちの名無しは今まで冬の気温を体験した事が無く、今の寒さに体を振るわせていた。
「ぅう〜…寒い!∪
っていうか皆何であんなに元気なんだろ。
やっぱ寒い所の出身だから?
熱くて元気なのは分かるけど、寒くて元気って意味分かんないよ」
暖かくなるまでベッドから出ないでおこうと思った名無しは、頭からスッポリと布団を被り、コタツに入っている猫のように丸くなっていた。
しかしその時だった。
”コンコン”
ん?誰だろ?
……もしかしてペンギンかシャチかな?
”コンコン!”
悪いけど居留守使っちゃお
寒いから出ていきたくないし…。
”ドンドン!!”
出たら絶対外に行こうとかって言って来るもん
”バキィィイ!!”
「Σきゃぁああ!!!」
ロ「いるならさっさと開けろ!!##」
扉をさっきからノックしていたのはペンギンでもシャチでもなく恋人のローだった。
ローは中々ドアを開けない事でさらにイライラすると、最終的にはドアを蹴破って中に入ってき、名無しも悲鳴を上げて驚いた。
「び、び、びっくりしたぁ!!∪
入って来るならドア壊さないでよ!!」
ロ「名無しがさっさと開けねぇからだろうが##」
「だって寒いし、出るのも面倒だったんだもん」
ロ「ったく
別に寒くないだろ。
寧ろ今は涼しいほうだ」
「いや、寒いから!!
夏島育ちの私は凍えるぐらい寒いから!!」
ロ「だったら厚着してろ
それとも俺が暖めてやろうか?」
「…え∪
いや…遠慮「しなくてもいいんだぞ」
ロ「俺がどれだけ船内を探したと思ってる」
「いや…それはローが勝手に∪」
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