11話 寒さは大敵
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「おーい!聞いたか!?明日にはスノーアイランドに上陸だってよ!」
「マジか!?よっしゃー!久しぶりの島だぁあ!」
「酒だぁあ!」
「女だぁああ!」
ここハートの海賊団の船内では、クルー達が次の島が近くなってきた事を知ると、いつも以上にテンションが上がっていた。
秋島から冬島に向かって移動をしていたため、気候や温度変化が著しく変わっていたが、それでも寒さに強い彼らはいつも以上に元気も良かった。
そんな時だった。
浮かれている彼らを余所目に、この船の船長であるトラファルガー・ローは先ほどからイライラした表情で船内を歩き回っていた。
ロ「…おい#」
シャ「Σキ、キャプテン…∪
そ、そんな怖い顔して…どうしたんです?」
ロ「名無しを見なかったか?#」
ペン「名無しなら…ま、まだ部屋から…出てきてないと思います…よ∪」
ロ「…何?##(ギロリ)
あいつまだ寝ているのか?」
ペン「Σヒィイ!∪
…いや、此処最近冬島に近づいて…き、気温も下がってきたでしょう?∪
名無しは寒いの…ほ、本当に苦手らしくて…∪
今日は特に部屋から出たくないて言ってましたよ…。」
ロ「チッ#
そうか……分かった。
部屋を見て来る##」
ローは部屋に籠っているであろう名無しに逢いにいく為に、彼女の部屋へと向かった。
ペン(キャプテンの名無し好きにも困ったもんだな∪
つーか殺されるかと思ったぜ〜!!∪)
名無しはこの船の中で唯一の女クルーであり、ローの彼女でもあった。
以前立ち寄った夏島の偶然入ったバーで名無しに一目惚れしたローは彼女に告白をして一緒に連れてきたのだった。
付き合う様になってからローは彼女の事をとても大切にし、皆が呆れる程彼女の事を溺愛していた。
そのため、他のクルーが名無しに近づこう物なら一瞬にして体をバラバラにされてしまうので、皆はそれを恐れ彼女にちょっかいを出す輩いなかった。
ローは常に名無しと一緒にいないと落ち着かず、側にいないとなると、イライラが積もりクルー達に八つ当たりをする事も多々あった。
そのたびに名無しはクルー達を庇い、ローも渋々名無しの言う事を聞いてきたが、今回は午前中の間ずっと名無しがいなかったため、いつも以上に彼の機嫌は悪かった。
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