10話 2倍の愛
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ローに邪魔され、渋々起きたコラソンは身支度を簡単に整えてリビングへとやって来た。
コラ「ん~良いにおい♪」
テーブルの上には名無しの作った料理が並べられており、三人はちょっと遅目の朝食を取る事になった。
名無しが引っ越してくる前はロー達も自炊を簡単にする事はあったが、殆ど外食が多かったため、彼女が調理担当になってからというものの、彼等の外食は一切なくなった。
「あ、そう言えば言い忘れていましたが、私今日は友人と出かけますので」
ロ「何?」
コラ「え!?何処行くの!?」
「今日は大学の友達のナミとゾロとサンジ君と図書館で勉強会なんです。
来週はレポートを提出しないといけなくて」
ロ「そうか……夕方には帰ってくるんだろうな?」
「あ…ごめんなさい∪
夜は図書館の帰りに食事をする事になってて…。
でも、出かける前にちゃんと夕食の準備をしておきますので心配しないでください♪」
名無しは心配した表情を浮かべている二人に対して、ニッコリと笑うと、「今夜は何を作っておこうかなぁ?」と色々考え出した。
((…いや、晩飯の心配じゃなくて名無しの事を心配しているんだが…))
コラソン達はナミ以外に男が一緒にいるという事が気がかりでどうしようもなかった。
しかしそれでも時間は刻一刻と過ぎていき、気づけば1時になっていた。
名無しは身支度を整えるといつも以上にオヤレをし、玄関先では彼女を見送るロー達がまだ不満そうな表情をしていた。
ロ「やっぱり夕食ぐらいは家で食べた方が良くないか?
今夜は冷えるし、暗くなるのだって早いんだぞ?」
コラ「そうだぞ!それに変実者だってでるかもしれねーし!」
「二人とも心配し過ぎですよ。
それにちゃんとゾロとサンジ君だって一緒なんですから♪」
((だから心配なんだよ!!))
「あ、もう行かなくっちゃ!
冷蔵庫に夕食は入れてますからレンジで暖めてくださいね♪
じゃあ行ってきます!」
名無しは笑顔で元気よく部屋を出て行くと、玄関には冷たい空気だけが残った。
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