10話 2倍の愛
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びっ、ビックリしたぁ////
まだドキドキしてるよ////
名無しは上気した顔を手でパタパタと扇ぎ、まだ眠っているコラソンを起こす為に部屋へとやって来た。
普段は寝ぼけながらでも起きて来るコラソンだが、休みの日になるとなかなか起きてこず、放ったらかしたら一日中眠っているので、名無しも彼を起こすのに毎週苦労していた。
”コンコン”
「コラさ~ん?
起きてますか?」
”シ~ン”
「……ハァ~∪」
部屋をノックしたが、毎週の様にコラソンの返事は無く、名無しは小さく溜め息をつくと、ゆっくりと扉を開けて中へと入った。
「コラさん、もう朝ですよ?」
コラソンの部屋は黒をメインにシックな家具が多く、小物はワインレッド系といった物で揃えられていた。
名無しは暗い部屋に明かりを入れる為に、カーテンを開いて明るくすると眩しかったせいか、コラソンは「ン~」と唸り声を上げながら光が差し込む方とは反対側に寝返りをうった。
「コラさん!あーさーでーすー!
もうご飯も出来てますよ?」
コラ「ん~…名無しちゃんがキスしてくれたら起きちゃう~」
「Σなっ!////そ、そんな事しませんよ////」
コラ「じゃあ起きない…」
「えっ、だからってまた寝ないでくださいよ!∪」
名無しは布団の上からコラソンの体をユサユサと揺らすと、いきなり布団の隙間から手が伸びてき、彼女の腕を掴むと布団の中へと引きずり込んだ。
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