9話 君の側にいられるなら
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「サンジ君いる?」
名無しはキッチンの扉を開け、中を覗き込むとサンジの姿を探しながらキョロキョロと周りを見渡した。
サ「お待ちしてましたよプリンセス」
「Σひゃぁ!」
キッチンに入ると突然背後から耳元で囁かれ、それに驚いた名無しは少し悲鳴を上げた。
サ「あはは、悪ぃ。
驚かせちまったな」
後ろを振り向くと、ネクタイを外して第二ボタンの所まで着崩していた格好のサンジが立っており、思った以上に驚いた名無しに対して笑いながら謝った。
「もうビックリしちゃったよ∪
それよりもコーヒーを貰いにきたよv
さっきロビンから聞いて」
サ「勿論出来てるぜ♪
サンジ特製のスペシャルコーヒーセットv」
「セット?
何かおやつでも作ってくれたの!?v」
甘いものが大好きな名無しは、サンジが何か作ってくれたんだろうと思い目をキラキラさせていると、その表情があまりにも可愛く見えたサンジは顔を赤らめた。
サ「あぁ、勿論ありますよ。
サンジのスペシャルスイーツ…。」
名無しはワクワクして待っていると、突然彼女の体は反転し、テーブルの上に押し倒されている形になった。
サ「ま、名無しちゃんは食べるというより食べられる方なんだけどな」
「えっ!/////…やっ…サンジ君!/////」
さっきのゾロとは違って、今度は名無しの視界には金色の髪と優しく色気のある表情を浮かべたサンジの姿があり、名無し自身もその色気に顔を赤くしていた。
サ「なぁ名無しちゃん……俺だけを見てくれねぇか?
俺は前からずっと好きだったんだ。
名無しちゃんをクソ愛している…だから俺を」
サンジは名無しの顔の横に肘をついて徐々に顔を近づけて来ると、サンジの愛用のタバコの匂いが彼女の鼻をかすめ、名無し自身もその香りに酔いしれていた。
後数センチでお互いの唇が重なろうとしたその時…
ロー「ROOM…シャンブルズ」
名無しはキスされると思い、ギュッと目を瞑っていると、いつまでたってもそういった温もりは感じず、ゆっくりと目を開けると、そこにはローの姿があった。
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