6話 記憶喪失No2
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
キッチンの窓から外を眺めていると、島の木々は揺れ、風は波とともに船を揺らし、雨は乾いた大地に容赦なく叩き付けられていた。
雨…酷くなって来たなぁ
……雨……
……嵐…
何か…忘れている?
何か……あった様な…
前にも……こんな日が……”ズキィ!”
「…Σうっ!」
サ「名無しちゃん!?」
突然頭に激痛が走り、名無しはその場にしゃがみ込むと、サンジは急いで彼女のもとへと駆け寄った。
「っ…ハァッ…だ、大丈夫
ちょっと…頭痛がしただけ…だから」
名無しは心配かけまいと、少しばかり苦しげな表情を浮かべサンジに笑ってみせたが、明らかに無理をしている名無しに対して、サンジはギュッと彼女を抱きしめた。
サ「名無しちゃん……無理しなくていいよ…」
……あ…暖かい/////
このタバコの匂いも…私は…………好きだ。
なのに…ものすごく歯がゆい…
それと同時に…私は彼を苦しめている
何を忘れている?
何を!
何を!!
サ「名無しちゃん」
「…Σっ…!」
サ「俺、名無しちゃんのことクソ愛してるよ」
「…え/////」
サ「たとえ俺達が今まで過ごした事を忘れてしまっても、俺はまた一から名無しちゃんとの思い出を作っていきたい
笑っている姿も…ともに愛し合った時間も…俺に取っては忘れたくない記憶だ…
でも、もし名無しちゃんの中で「過去」が邪魔しているなら、俺は愛する君の為にもう一度告白をするよ
俺はもうなにも失いたくない…あのとき守ってあげられなかった…
だから今度こそ守らせてくれ
名無しちゃんのプリンスとして名無しちゃんを守らせてくれ」
「…サンジ…/////」
サ「……名無しちゃん
もう一度…俺の隣で笑ってくれ
好きだ」
.