1話 私の手を離さないで
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サンジは杏理の事を優先にし、彼女の行きたい所を先に見て回る事にした。
島の中心部には可愛いアクセサリーや服が沢山売ってあり、杏理もどれにしようかと色々見ていた。
「うわ~…これも可愛いv
あ!あの服もオシャレだなぁ♪
ねぇサンジ君どれに………っあ、あれ?」
お店のショーケースに視線を落とし、どれがいいかをサンジに振ったとき彼の姿がそこにはなかった。
杏理はサンジがどこに行ったのかお店の外に出ると、そこには目をハートにして綺麗な女性に次々と声をかけている彼の姿があった。
サ「そこのおねぇすわ~~~ん♪お茶でもしませんかぁ~~v」
サ「君の為なら、何時間でも時間をあけますよ~v」
「…………っ」
杏理は先ほどまでサンジと繋いでいた自分の手を見つめると、瞳から大粒の涙がこぼれ落ちていた。
サンジ君のバカ!!!
私だけだったんだ…
私だけが好きだったんだ
バカみたい…バカみたい!!
一人で浮かれてて…
自分ばっかり……
私じゃなくても良かったんだ!!
サンジ君は女性なら誰でも良かったんだ!
本当ならナミやロビンにも優しくしてほしくない
私だけをもっと……もっと見てほしかった!!
杏理は押さえきれない涙を手で拭いながら、その場から逃げる様に走り去った。
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