21話 この手が行き着く先は
夢小説設定
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ーーん…。
ゾ「ふぁああ〜〜!」
先ほどよりも少しだけ肌寒さを感じた俺は目を覚まし、大きな欠伸とともに背伸びをすると、どう見ても俺のものじゃねぇ小さいサイズのジャケットがパサリと落ちてきた。
…このジャケット…いつも名無しが着ているやつ…
もしかして掛けてくれたのか?
チョ「あ、ゾロやっと起きたか?」
ゾ「まぁな
おいチョッパー、名無し見てねぇか?」
チョ「名無しならキッチンにいたぞ」
ゾ「そうか」
喉も乾いたし何か飲みにいくか
その時にこれも返せばいいしな
俺はチョッパーと別れた後、小窓から漏れている明かりの方へと歩みを進めると、中から名無しの楽し気な話し声が聞こえてきた。
名無しが仲間になってからずっとあのコックの手伝いをよくしてたな
だからか?
前に比べてあの二人仲良くなってるように見えるのは?
俺はそんな事と思いながらドアを開けるとーーーー。
サ「さすが名無しちゃんv
よくできたな♪」
「えへへ♪
サンジ君がいろいろ教えてくれたからだよ!」
そこには名無しの頭を撫でているコックの野郎と、そんなコック相手に笑顔を浮かべている名無しの姿があった。
ゾ「ーーっ#(イラッ)」
ん?
何で俺はイラってしてんだ?
「あ、ゾロ!
そんな所で突っ立ってどうかしたの?」
サ「おいクソマリモ
折角の名無しちゃんとの二人っきりの時間を邪魔すんなよ」
ゾ「あぁ?#
んな事知ったこっちゃねーよ
ぁ、名無し…これお前のだろ?」
俺は名無しが掛けてくれたジャケットを差出した。
「あ、うん」
ゾ「返す……サンキューな」
これ以上はこの空間にいたくねぇと思った俺はジャケットを返すと、そそくさとキッチンから出て行った。
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