21話 この手が行き着く先は
夢小説設定
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「そりゃルフィのものと比べたら私の方が小さいに決まってるじゃない∪」
ゾ「なんだ?
これ名無しが釣ったのか?」
「あ!ゾロ♪
えへへ、凄いでしょ?けっこう苦労したんだよ!
まぁ、ルフィ達が釣った魚に比べたら全然小さいんだけどね∪」
ゾ「ルフィのと比べんじゃねぇよ
アイツは普通じゃねぇからな
でもまぁ、スゲェんじゃねぇか?」
”クシャクシャ”
そう言いながら俺は名無しの頭に優しく触れ撫でた。
名無しの髪がサラサラと風で靡いて、その感触が気持ちいいと自分でも思っていたその時、ちょうど飲物をトレーに乗せたクソ眉毛が姿を現した。
サ「ナミすわぁ〜んvロビンちゅわぁ〜んv名無しちゅわ〜んv
サンジ特製のスペシャルドリンクを持ってきたよ〜vv
ーーって、あぁああ!!#
このクソマリモ!
俺の可愛い名無しちゃんの頭に触るんじゃねぇ!#
マリモが移る!」
ゾ「あぁん#
移るのはテメェの眉毛の事だろうが!##」
折角名無しの髪の感触を堪能していたが、クソコックに邪魔されたお陰で俺の手の行き場は無くなってしまった。
「サンジ君!これ見てみて♪
凄いでしょ!」
サ「この魚名無しちゃんが釣ったのかい?」
「うん!一人で頑張ったんだ♪
これって夕食の材料になるかな?」
サ「さすが俺のプリンセスv
こりゃ美味そうな魚だな!
勿論最高に美味い料理にしてやるよv」
阿呆みてねぇにデレデレとした顔のアイツは、名無しから魚を受け取ると、そのままキッチンへと戻っていった。
つーか誰が誰のプリンセスだっつーの#
その後名無しはチョッパー達と一緒に遊びを再会し、俺もこの場にいてもやる事がなかったので、今度こそは昼寝でもしてやろうと陽のあたる甲板の端っこで横になった。
目をつむり日差しが顔に当たらないようにしようと、腕に巻いていたバンダナで目隠しをすると、それがまぁまぁ心地よかったのか、先ほどまで聞こえてきた名無し達の声は遠ざかっていき、俺はいつの間にか深い眠りへと入っていった。
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