20話 余裕な貴方が苦手No2
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マルコを起こしに行って2時間後ーー。
「………つ…疲れた…∪」
イゾ「お嬢一体どうしたってんだい?∪」
ハル「名無しなんか魂が抜けてるよ∪」
エ「大丈夫か?∪」
マルコを起こしに行ったつもりがベッドに引きづり込まれ、逃げるのに1時間ほどかかり、その後もしつこく彼に追いかけ回されていた名無しは死角になる甲板の最後尾でグッタリしていた。
「…ぜ…全然大丈夫じゃ…な…い∪
これも全てエースとサッチさんのせいよ#」
イゾ「エース、お嬢に何をしたんだ?」
エ「いや〜それがさぁ」
エースは今朝の出来事を、状況を知らないイゾウとハルタに話した。
エ「ーーって事なんだよ」
マ「マルコがお嬢をねぇ
…まぁ確かにマルコの野郎はお嬢に対してかなり執着しているみてぇだが」
ハル「でも名無しだってグッタリしてるよ?
こんなになるまで追いかけ回すなんて酷すぎるよ!
そりゃ名無しだってマルコの事嫌いになっちゃうよね?」
「あ〜…いや嫌いじゃなくて苦手なだけ」
ハル「どう違うの?」
「”嫌い”ってのは顔も見たくないし話しもしたくないし、存在自体が無理だけど、”苦手”は頑張れば克服できるし、克服すればいずれは好きになれるよ」
イゾ「ははっ、”嫌い”の方じゃないだけまだマシって事だな」
エ「だったらさっさと克服して苦手を無くせばいいじゃねーか」
「そう簡単に言わないでよ〜∪
マルコさんのあの過激すぎるスキンシップじゃ克服なんてできないよ!∪
隙を与えたら逃げ切るまで追いかけてくるし、一度捕まったら離してくれないんだから∪
大人の男性で、尚かつ隊長クラスだよ?
力で勝てるはずないじゃん」
ハル「マルコってよっぽど名無しの事が好きなんだね」
「それは絶対にない!
私を好きなわけないじゃん
マルコ隊長は困っている私を見るのが楽しいだけ!
ただ暇つぶしであんな事してるのよ
…だから尚更立質が悪いわ∪」
ハル「えっ名無しって天然なの!?」(ヒソヒソ)
イゾ「マルコも可哀想だな」(ヒソヒソ)
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