19話 余裕な貴方が苦手No1
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サ「もしかしたらマルコの奴名無しちゃんの事が好きだとか?」
エ「はぁ〜!?あのマルコが!?
そんな風には見えねぇけど」
サ「好きな人ほど苛めたくなるってよくいうだろ?
…オッサンにもとうとう春が来たのかもな」
エ「名無しは嫌がってるのにか?」
「さっきからテーブルの下で何コソコソ話してるんですか?」
「「Σっ!」」
サ「い、いや!何でもないよん!
それよりも料理は美味しかった?∪」
「はい!とても美味しかったです♪
ごちそうさまでした!
じゃあ私は部屋に戻り…「ちょっと待って!」
食事を食べ終えた名無しはサッチにお礼を言って食堂を出て行こうとしたとき彼に引き止められた。
「ん?何ですか?」
サ「せ、せめてマルコに珈琲を持って行ってくれないかな?
ほ、ほら!
折角入れた珈琲が冷めちまったら勿体ないだろ?」
「だったらサッチさんが持って行けば良いじゃないですか」
サ「俺は無理だよ!
まだ厨房の片付けが沢山残っているしさ!」
「じゃあエース」
エ「俺も無理!
これから二番隊は朝の鍛錬があるから
って事で名無し頼んだぜ〜!」
サ「ーーと、言う事だからはいっこれ♪」
サッチは珈琲カップに注ぎ込まれた珈琲をトレーに乗せてそれを名無しに渡すと、サッチも「頼んだからね〜♪」と言い残しそそくさと厨房の奥へと帰って行った。
そして、その場にポツンと一人残された名無しはサッチとエースに対して「薄情者〜!!」と叫んでいたが、彼女のそんな訴えも虚しく肩をガックリと落とした。
……はぁ〜∪
何で私がこんな目に…∪
…仕方ないさっさと渡して、さっさと部屋に戻れば問題ないわよね…∪
珈琲の表面に映る自分の顔を見つめ名無しは小さく溜め息をつくと、重い足取りでマルコの部屋へ向かう事にした。
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