18話 流行病
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次の日、名無しは近くの島で医者に見てもらう事にした。
最初はローにも色々スキャンして調べてもらったが、原因は分からず、ウィルスさへ見つからなかったのだ。
彼なら何とかしてくれると思ったが、悪魔の実をもった彼ですらどうすれば良いのか分からなかった。
医「ーーあぁ、それはネコネコ病だよ」
「………は?
何それ∪…ふざけてんですか?#」
医「いやいや真面目だから∪
今の流行病でね、初期症状が見られないから発見も遅くなるんだよ」
ロー「それってどんな病気なんだ?」
医「危ない病気じゃ無いのは確かだよ
ただ症状としては心拍数の上昇、微熱、あとは気分の高揚だね」
ロー「治療方法は?」
医「…ん〜…それが残念な事に治療方法は見つかってないんだよ
薬はもちろんワクチンだって無いしね」
「Σえっ!?∪
じゃあ私ずっとものままなの!?」
医「今のところはね
でもさっきも言ったように危ない病気じゃないから安心して!
個人差はあるけれど放ったらかしておけば自然と治るから
ーーそれにその病気は一部の人からは人気の病気でね。
それなりに楽しむ人だっているんだよ
あなたもマイナスに取らないで、治るまでの間そこの彼氏さんと楽しんだらどうだい?」
…な、なんの解決方法にもなってねぇえ!!∪
っていうか楽しめるわけないでしょぉお!!∪
医者に診てもらったが何も解決せず、名無しは耳と尻尾をダランっと垂れ下げながら病院を後にした。
船に戻ってきた名無しは船首で溜め息を付いていた。
「はぁ〜∪
何でこんな姿になっちゃったんだろ∪
島の医者も役に立たないし…ローですらも原因が分からない∪
いくら流行病だと言っても信用できないしなぁ…。
一度島の書店に行って医学書を買って読んでみた方が良いのかもしれない。
でも…もし乗っていなかったら、悪魔の実と何か関係しているとか?
ん〜〜…でもなぁ∪」
名無しは一人いろんな事を考えながらブツブツと話していると、背後から自分を呼ぶ声が聞こえてきた。
ロー「名無し!」
「ん?」
ロー「此処にいたのか
探したんだぞ」
「あ、ロー
そんなに慌ててどうしたの?」
ロー「名無しにおもちゃを買って来てやったぞ」
「おもちゃ?……おもちゃって何よ?」
彼の腕には大きな紙袋が抱えられており、名無しは首を傾げながらその袋の中身を見た。
ロー「何って、そりゃ猫が喜ぶおもちゃに決まってんじゃねぇか」
「……いますぐ返してきなさい#」
ローの手には猫じゃらしが握りしめられており、真剣に悩んでいる名無しとは裏腹に、ローは今の状況をとても楽しんでいた。
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