17話 あなたに想いを
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……私…ゾロにこんな顔させたい訳じゃない
「ーーゾロ……私、ゾロの事怖くないよ
ゾロは確かに無愛想で、いつも眉間にシワを寄せているし、サンジ君みたいに紳士的じゃないし…
…声をかけようとしたら寝ている事がほとんどだし
それに起きているかと思ったら筋トレしているか、刀の手入れしてて忙しそうだし…」
ゾ「……」
「でも、そんなゾロでも凄く優しくて…頭撫でられてると凄く暖かくて気持ちいいし」
ーーあぁ…私…何言ってるんだろう
「ゾロはサンジ君と違うけど、私はゾロの事を怖いだなんんて思わないよ」
ーーでも、今なら言える気がする
「確かに刀を向けられた時も、睨まれた時も凄く怖かった」
ーー恥ずかしさは無い
「ーーでも私はその反面ゾロの優しさを知っているから。
…暖かさを知っているから」
後悔だけはしたくないから
「ゾロの事が好きだから」
言ってしまった////
…でも悔いはない。
これで、もしフラれたとしても…。
何も思いを告げないまま仲間で終わりたくなかったから…。
私は自分の思いをゾロに伝えた。
しかし、彼の口からなかなか言葉が出ない事に気づいた私は少々不安になり顔を上げると、同時に視界が緑一色になった。
”チュ”
「ーーっ…!」
一瞬自分でも何が起こったのかわからず目をパチクリさせていると、唇に柔らかい物を感じたので、それがキスだという事に気づいた。
「Σなっ…ゾ、ゾロ「俺も…」
「え…?」
ゾ「俺も好きだ」
「っ!」
ゾ「ずっとこうしたかった……ずっとこうやって触れたいて思っていた。
だけど…名無しの事をいつか傷つけてしまうんじゃないかって思うとずげぇ怖かった。
現に今日も俺の刀で……。」
そっか…私たち好き者同士だったんだ
それを知った私は何だか嬉しくなりゾロの事をギュッと抱きしめると、今度はゾロが驚いた顔をしていた。
「ありがとうゾロ////
凄く嬉しい!
…でも私は大丈夫だよ。
ちょっと傷ついたぐらいじゃ壊れないし死なないから。
私はずっとゾロの側にいるから/////」
ゾ「ーー俺もこれから名無しの側にいる
もう放したくねぇ」
それから私達はお互いの想いを告げ、前回よりも一緒にいる事が多くなった。
ナミとロビンは「やっとくっついたか」呆れた表情をしながらも「良かったわね」といって祝福してくれた。
今じゃもう何も怖くないよ
その不愛想な性格も
眉間にシワを寄せている顔も
END