17話 あなたに想いを
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色々考えていると時間だけはあっという間に過ぎていってしまった。
時計を見ると時刻は19時になっており、お腹がすいてきた私は、手に持っていた本を本棚に直すとキッチンへと向かった。
ーー大丈夫!
普通にしてれば良い事だし
”ガチャ”
サ「あ、名無しちゃん!
ご飯出来てるよ♪」
「あ…ぅ、うん!」
私がキッチンにやってくると、サンジ君は自分の隣を指差して席を用意していてくれた。
部屋中に美味しそうな香りが充満し、さっきまで自分が悩んでいた事を全部忘れさせてくれるような感じだった。
しかし、神様は本当に意地悪…。
私が座った席の前には、無愛想な表情を浮かべたゾロの姿があった。
「……っ」
ゾ「……ぁ」
「………」
私はゾロの顔を見た瞬間、昼間の事を思い出した。
鋭い刀を私の首元に押しつけ、敵を威嚇するような眼光で睨みつける…。
サ「名無しちゃん、食べないのかい?」
ロ「顔色悪いけど大丈夫?」
「………」
…怖い
……怖い!
ナ「名無し?」
…ゾロが……怖い
「ぁ…ご、ゴメン!
今はまだお腹減ってないから後で食べるよ!」
皆は心配して私の事を見ていると、ゾロも私の事を見ているのに気付いた。
サンジ君には申し訳ないけど、私は席を立つとキッチンを後にし自分の部屋に戻った。
私の部屋はナミ達と違って1人部屋になっていた。
後から仲間になった私は今の女部屋じゃ3人は狭すぎるという事でフランキーが別に新しく作ってくれたのだった
部屋に戻ってきた私はベッドにダイブすると、体の重みでベッドのスプリングが軋み、ただベッドに自分の体を預けるようにジッとしていた。
「…ハァ〜」
本日二度目の溜め息……。
今日は最悪な日かも…。
これをきっかけに、もっとゾロとの距離が遠くなってしまうのかな?
私は枕に顔をうずめ、どうしようかと悩んでいるときだった。
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