17話 あなたに想いを
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いつの間にかーー。
いつの間にか、いつもゾロの事を見てた。
一目惚れってわけでもない…特に何かしてもらったとかそんな事もない…。
でもいつからだろう……私の視線はいつもゾロを探していたのは…。
いつからだろう……もっと貴方の側に居たいと思ったのは…。
ルフィ達の仲間になってから私はゾロの事が気になって仕様がなかった。
でも、初めは怖いというか近寄りがたいっていう、そんな感じがしていた。
いつも眉間にシワを寄せているし、無愛想だし、昼寝ばかりしているし、起きているかと思えば筋トレか刀を手入ればかりだし……。
言葉もそこまで交わした事だって無い。
それよりもサンジ君の方がいつも私の事を気にかけてくれて、大好物のスイーツやご飯を作ってくれる。
紳士的だし、優しいし、いつも笑顔で話しかけてきてくれる。
まるで月とスッポンって感じ
…でも……そんなゾロでも私が困っている事があったら、手を差し伸べてくれたり、時々頭を撫でてくれたり…。
サンジ君と違った優しさを知ってからというものの、ゾロの事が気になって仕方が無かった。
もっと話しをしてみたい
もっと色んな事を知ってみたい
もっと側にいたい
いままでそんな恋なんてした事無かった私は、彼に対してそんな感情を抱くようになり、どうしたらいいか分からない私はいつも溜め息ばかり吐いていた。
好きだって言えたらどんなに楽か…∪
でもゾロってそんな恋愛沙汰とか興味なさそうだし
思いを告げた所で、フラれでもしたらこの船に居づらいし∪
ロ「思いを告げる前から諦めてたらいけないわよ」
ナ「そうよ!あんな単細胞でも名無しから告白されたらイチコロよ♪」
「ん〜…でもなぁ……Σってナミ!?ロビン!?/////
い、いつの間に!?」
ナ「さっきから居たわよ
それにアンタの大きなひとり言だって聞きたくなくても聞こえちゃうのよ」
「私声に出して言ってたんだ?∪」
誰もいないと思っていたのに後ろからナミとロビンがニヤニヤと笑みを浮かべ、サンジ君から貰ったであろうアイスティーを手に声をかけてきた。
私もナミから飲み物を貰うと、溶けかかった氷がカランっと音を立てて崩れると、再びナミが話しかけてきた。
ナ「名無しってゾロの事好きなんだ?」
「えっ!?/////ちょ、ナミ!?//////」
ロ「あら、何も隠す必要なんてないわよ
誰かを好きになる事はいけない事じゃないんだから」
ナ「そうそう!
……でも名無しがゾロなんかをねぇ〜
てっきりサンジ君かと思っていたけど」
「え?サンジ君?
何で?」
ナ「何でって…アンタ達けっこう仲いいし、いつも一緒に居る事だって多いじゃない」
ロ「それを見て私達はテッキリ名無しはサンジの方が好きなんだと思っていたわ」
ナ「でも、まさかゾロだったとわねぇ〜」
ナミは私の顔を見ると再びニヤッと笑みを浮かべた。
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