15話 私が求めるものは
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ずっとルフィの声が聞きたかったーー。
ずっとルフィの笑顔が見たかったーー。
そして…
ずっとずっと、貴方に謝りたかったーー。
”バンっ!”
私は医務室へとやってくると勢いよく扉を開け、ルフィがいるベッドへとやってきた。
するとそこにはベッドで横になっているルフィが、少しばかり驚いた表情で私の事を見つめていた。
「ーーール…ルフィ…」
”ギュ”
ル「名無し…うわっ!」
私はルフィの顔を見た瞬間、再び目に涙を浮かべると勢いよく彼の胸元をギュッと抱きしめた。
そしてずっとルフィに伝えたかった事を言った。
「ーールフィ…ごめん…なさ…ぃ
う、うぅ…ヒクッ……ごめんなさい!
私のせいで…私が足手まといなせいで!!
ル「ーーー名無し」
「怖かったの…このままずっとルフィが目覚めないんじゃないかって…ヒクッ……もう、このまま声も聞けなくなるんじゃないかってーー。」
この4日間怖くて仕方なかった。
ルフィにもしもの事があったら…私は私自身を恨むだろう
大好きな人を失う事がどれほど怖いかーー。
でもそんな私が抱く不安とは他所に、ルフィからは思いがけな言葉が帰ってきた。
ル「名無し……何で泣くんだよ」
「…ぇ…?」
ル「名無しが無事で良かった。
俺のせいで怪我しちまってるんじゃねぇかって思ってたからーー。」
自分の心配じゃなく…私の事をーー?
ル「でも…名無しの顔見たら安心した」
ーー何で
ーー何で!
何で私なんかの心配を!!
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