15話 私が求めるものは
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毒の回りがとても早く、挿されたルフィは沢山の血は流しながらそのまま意識を失ってしまい、もうダメかと思った次の瞬間、運がいいのか悪いのか今度は海軍の船が攻めて来た。
「チッ…海軍か
おいてめえ等!!ずらかるぞ!!」
ナ「私達もこの場を離れるわよ!!
フランキー!!クードバーストをお願い!!」
フ「任せろ!!」
海軍を見た敵側の海賊はサニー号から身を引き、私達も直ぐさま海軍から逃げた。
そして逃げた先にたどり着いたのが今停泊している島だった。
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ゾ「名無し、少し休んだらどうだ?
飯だってまだ食ってねぇだろ」
「………うん……でも欲しくない」
ゾ「ルフィが倒れてからずっとつきっきりで看病してるんだ。
少しぐれぇ休まねぇと身がもたねぇぞ
ーー此処は俺が見といてやっからよ」
私は今日も目覚めないルフィの隣で彼の看病をしていると、昼食を済ませたゾロがやってきた。
ゾロは私がルフィを好きな事は知っている。
知っているからこそ彼はこんなにも私に優しい言葉をかけてくれる。
「……分かった
じゃあお願いーー。」
食欲なんて無かった。
いつもみたいにルフィの声が聞こえてこない所で食事なんかしても、美味しい食事も何の味もしない。
でもゾロにまで心配をかけたくなかった私は重たい足取りでキッチンへと向かった。
サ「待ってたよ名無しちゃんv」
「ゴメンねサンジ君
食べにくるの遅くなっちゃって」
サ「いや大丈夫さ
それよりもルフィの事が心配なんだろ?」
サンジ君は椅子を引き「こちらへどうぞ」といって私を席に座らせると、暖めなおしてくれたスープとパスタをテーブルの上に並べていった。
サ「ーー大丈夫
ルフィならそのうち目を覚ますさ」
「…うん」
サ「それにプリンセスがそんな顔してたらルフィもだし、俺も心配になっちまうよ」
サンジ君もとても優しい。
ゾロも彼なりの言葉で私の事を慰めてくれたけど、サンジ君も優しい笑みを浮かべてそっと私の頭を撫でてくれた。
その優しさがとても嬉しく、私の目からはポロポロと大粒の涙が流れ出てきた。
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