15話 私が求めるものは
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ーールフィ…今日も寝覚めないんだね?」
チョ「…うん……あれからまだ意識は戻らないんだ」
サ「今日で4日目か…。
船長の意識が戻らない今、先に進む事もできねぇからな」
ナ「ログの事は心配しなくても大丈夫。
此処のログは溜まるのに結構かかるみたいだから。
ーーーそれよりもルフィの怪我…今回は結構酷かったわね」
ルフィが怪我をした。
いつもの様に戦ってできる怪我は、彼に取ってそんなに大した事のないものらしいが今回は違っていた。
今停泊している島に来る前、私達はいつもの様に航海をしていた。
その日の海はとても穏やかで、太陽も空を明るく照らし、風も髪を撫でる様に心地よく、皆は思い思いの時間を過ごしていた。
私もその日はルフィと一緒に釣りをし、チョッパーやウソップ達と鬼ごっこをして、おやつになればサンジ君の作ったケーキを食べ、その後ゾロとお昼寝をするという楽しい時間を過ごしていた。
ーーーその日もとても幸せだった。
今のクルー達と楽しく航海をしている事がとても楽しくて幸せで、こんな日々が死ぬまで続けば良いのにって思ていた。
ーーーしかし、私の思いとは裏腹に、いつもの様に海賊がサニー号へと襲いかかってきた。
「ひゃはははは!!
コイツ等麦わらの一味だぜ!!」
「5億の賞金首だぁあ!!」
「コイツ等を殺せば俺達は大金持ちだぜ!!」
大人数でサニー号に攻撃を仕掛けてきたのは新世界でも凶悪な海賊団で、敵側の船長はルフィよりも賞金首が高い6億8000万ベリーだった。
ル「名無しは隠れていろ」
「で、でも!」
ル「心配すんな!
こんな奴等俺がぶっ飛ばしてやっからよ♪」
「ーーーーっ」
いつもの様にルフィは私の大好きな笑顔を向けると、私も彼を止める事なんてできなかった。
私も皆みたいに戦えたら少しぐらいルフィを護る事が出来たかもしれない。
それが無理なら、自分の身ぐらい護る事が出来たかもしれない。
ーーーそれが出来なかったばかりに
ルフィは怪我をしてしまった……。
.