第48話 どんな時でも
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クルーが部屋を出て行き、再びシンと静まり返った空間でマルコは小さく溜め息をつきソファーに勢いよく座ると、ギシっとスプリングが沈む音とともにマルコは項垂れた。
マ「ハァ〜…らしくねぇよい
…ここでいろいろ考えていても仕方ねぇよな…」
取りあえず…
航路の確認でもしに「マルコちゃ〜んいる?♪」
”ゴンっ!”
サ「Σギャァーー!!いてぇえ!!∪」
マ「その呼び方は止めろって言ってるだろうが#」
いきなり扉をあけて入ってきたサッチに対して、マルコはテーブルの上に置いてあった分厚い本を彼に向かって投げつけるとそれは見事額にクリンヒットした。
マ「で?一体何しに来たんだよい」
サ「ひなみちゃんから朝食受け取ったろ?
ちゃんと食ったかどうか見に来たんだよ」
マ「あぁ、確かに受け取った
でももうすぐ島だから俺は航路の確認に「ちゃんと食うまでは部屋から出さねぇぞ」
マ「はぁ?」
サ「俺はこの船の料理長で、クルー全員の健康管理は俺の仕事なの
それにマルコがあまり飯を食わねぇって事ひなみちゃんが知ってからスゲェ心配していたしな
この船に来てからマルコに飯を持って行く仕事はずっとひなみちゃんがやってるんだぜ
まぁ、そのお陰でお前はちゃんと食べてくれるようになったんだけどな」
ーーだからアイツさっきあんなに必死に飯を進めてきたのか
マ「食うよい」
マルコは少し呆れた表情を浮かべ、先ほどひなみが持ってきた食事を食べ始めると、それを見たサッチも少し満足気に笑みを零した。
マ「なぁサッチ
俺のデスクの上にある小さな写真」
サ「ん〜?
…あぁ、これ懐かしいな」
マ「アイツ最近入ったクルーじゃねぇんだろ?
一体いつから俺達といるんだ?
何者なんだ?
俺はアイツの何を忘れちまってんだ?」
サ「………いきなり全てを思い出せなんて言わねぇが、今のマルコにならこれだけは言える
ひなみちゃんはどんな時でも俺達の側にいてくれる」
マ「はぁ?何だよそれ
全然答えになってねぇよい」
サ「人から聞くより自分でひなみちゃんの事を知った方がいいだろ
…お前が記憶喪失でひなみちゃんのことだけ忘れちまったことを聞いて、俺スゲェムカついたけどさ…。
もう一度初めから彼女の事について知るのもいいかもしれねぇぞ
その時はクルーとしてじゃなく一人の女性として見てみろ
全てを思い出したとき記憶を無くした事スゲェ後悔するからよ
ーーんじゃ俺は持ち場に戻るぜ
それ後でちゃんと食堂まで持ってこいよ」
サッチは「じゃーねー」と手をヒラヒラと降りマルコの部屋を出て行った。
マ「…クルーじゃなく…一人の女として」
後悔してしまうほどの女って事なのか?
マ「さっぱりわけ分かんねぇよい」
END
