第44話 意識覚めぬまま
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
”コンコン”
「はーい……あ、エース」
医務室から戻って来た後、以前マルコから借りた本を読みながら暫く部屋で寛いでいると、自室の扉がノックされた事に気づき、返事をするとそこにはエースの姿があった。
ひなみは彼を部屋の中に招き入れると、備え付けられていた大きなソファにドカッと座り、先ほどまで被っていたテンガロンハットをテーブルの上に置いた。
エースは自分の隣をポンポンと叩いて座るように促すと、ひなみもエースの隣に座った。
「仕事はもう終わったの?」
エ「当たり前だろ
クルー達の訓練も備品の整理も終わらせてきたぜ♪」
「マルコさんに提出する報告書は?」
エ「…ゔ∪
そ…それは!マルコが元気になってからで良いんだよ!∪」
「クスっ、元気になった後なら尚更マルコさんからのお説教も怖いかもよ?」
エ「別に大丈夫だって!
…多分∪
それよりもさ、無理しなくて良いんだぞ?」
「…え?」
エースはひなみの手に触れると、自分の手で優しく包み込んだ。
エ「無理して笑っているのバレバレだぜ
本当はマルコの事心配でたまらねぇんだろ?
ひなみはすげぇ優しいから俺達に気ぃ使ってるかもしれねぇけど、そんな事しなくていいんだよ
心配な事も不安な事も自分の中に溜め込まず吐き出しちまって良いんだよ
その為に俺やサッチがいるんだからよ」
「…っ!
…ご…ごめんね…っ…ごめん…
エースのいう通り…とても心配なの…ヒクッ…
さっきもマルコさんのお見舞いに行ってきたけど…このままマルコさんの意識が戻らなかったらどうしようって思っちゃって…ヒクッ」
ひなみはエースに抱きつくと大粒の涙がポロポロと頬を伝い、彼もひなみを慰めるように大きな腕で抱きしめた。
「マルコさんだけじゃない…!
エースやサッチさんがいるから大丈夫だとか…そんなんじゃない…ッ…
エースやサッチさんが怪我をすれば、同じように心配するし不安にもなる…!
私は…ヒクッ…三人一緒じゃないと嫌なの!」
エ「…ひなみ
サンキューな…。
俺達は海賊だ。
これから先も沢山怪我をして、沢山血を流して、沢山心配かけちまうかもしれねぇ
でも、それでも俺もサッチもマルコもひなみを置いて死んだりしねぇ
どんな事があっても必ず帰ってくるから
マルコだってそうだ
ちゃんと帰ってくる
だから大丈夫だ」
エースは安心させるように小さく微笑むと、ひなみの額にそっと唇を落とした。
END
