第44話 意識覚めぬまま
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「マルコさんお見舞いに来たよ……って…目が覚めてるわけないよね」
次の日の朝、ひなみはマルコのお見舞いに医務室へとやってくと、いつものように笑顔で挨拶をしたが昨日の今日と言う事もありマルコの意識は当然戻っておらず、ひなみは少し溜め息をはいた。
ベッドの横に置いてあった椅子を取り出し彼の隣に座ると、未だ反応のない手をギュッと握りしめながら悲し気な表情で見つめた。
【別に危険な事なんかないよい】
【ひなみがこの船で待っていてくれるから俺は帰って来れる】
【安心しろ
無茶はしねぇよい】
無茶はしないって…危険な事はないって…
…ちゃんと約束したのに
「ーーマルコさんの嘘つき…」
彼女の言葉はマルコに届く事なく、ただ静かな室内に小さく木霊するだけだった。
オ「朝から見舞いとは感心じゃな」
「オーウェンさん
おはようございます」
オ「あぁ、おはよう」
医務室にやってきたオーウェンはひなみの姿を見てニッコリと笑いかけると、閉め切っていたカーテンを開け室内に光りを取り入れた。
先ほどまで薄らと暗かった部屋は一気に明るくなり、光りが差込んだ事で顔色が悪かったマルコも少しだけ良くなった感じがした。
そして、オーウェンは無くなりかけていた点滴の袋を新しいものに交換すると、次に聴診器でマルコの容態を確認した。
オ「嬢ちゃん昨晩はちゃんと寝とらんだろ?」
「…え」
オ「目の下にクマが出来とるぞ
マルコ隊長が心配なのは分かるが、自分の体調をしっかり管理せんと次は嬢ちゃんが倒れちまうぞい」
「…す、すみません∪
今夜はちゃんと寝ますね∪」
オ「ははっ!別に怒ってはおらんよ
ただ、マルコ隊長の目が覚めた時に今度は嬢ちゃんが倒れたんじゃぁ、俺達がマルコ隊長に殺されちまうからなぁ」
オーウェンはニカッと笑いながらひなみの頭をワシワシと撫でた。
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