第31話 運命の日
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美月とのショッピングも終わり、ひなみは夕方自宅へと帰ってきた。
本来なら疲れた身体を癒す為にリビングのソファーで一休みをして夕食の準備に取りかかるのだが、今夜はそんな事をする間もなくひなみは準備に取りかかった。
「もし向こうの世界にいけたらここに戻って来れるか分からないから一応冷蔵庫の中身は全て処分して、戸締まりと……あとブレーカーも切っておかないと!
お金使えるか分からないけどある程度は出したし、あと荷物も少しは持っていけるかな?」
自分の部屋に戻ってくるとひなみはクローゼットの中からお気に入りの服や下着、日用品などをキャリーケースに詰め込んでいった。
「後は何が必要かな?」
色々準備を進めていくうちに時間はどんどん過ぎていき、彼女が帰宅してからあっという間に1時間が過ぎた。
季節は冬という事もあり夜の6時を迎えた頃には外はすっかり日が落ちており、建物の間からは月が姿を現していた。
「残り1時間か……家の防犯セキュリティーは作動させるけど貴重品は金庫に全て入れておいたほうがいいよね
あと少し部屋の掃除しておけばいいかな」
残り少ない時間でひなみはできるだけの準備と整理をし、リビングに立てかけてあった家族写真を自分の財布の中に入れた。
「お父さん…お母さん…勝手な娘でゴメンね」
そして、準備を終えたひなみは荷物を手に外にやってくると、ポケットからスマホを取り出して美月にメールを送る事にした。
【美月、いつも私と仲良くしてくれて本当にありがとう。
支えてくれてありがとう。
元気をくれてありがとう。
私は美月の事最高の親友だって思っているよ。
どんなに離れていても私は美月の味方だから】
ディスプレイに表記されている送信ボタンを押しスマホをポケットにしまうと、ひなみは荷物をギュッと握りしめそっと目を閉じた。
「もし…」
【俺は…これから先何があってもひなみを手放したくねぇし離れたくねぇ】
「もし願いが叶うならーー」
【大事な人を守る為なら……その為なら俺達は命だってかけるさ】
「私をグランドラインに…」
【俺はこれからも一生ひなみの事しか愛せねぇんだ。】
「マルコさん達の所に連れて行って…。」
例え離ればなれになってしまったとしても
…気持ちはどこまでも繋がっている。
奇跡は起きるって信じている…。
END
