第49話 一人の時間
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朝の陽が差し込む港町。
白ひげ海賊団の船が停泊している島には、今日も賑やかな活気が満ちていた。
マルコに朝食を届けた後、ひなみはサッチとエースにショッピングに行ってくることを伝えた。
彼女のことを心配して島に一緒についていこうと思ったが、「今日は1人にしてほしい」と言われ、今回は素直に従うことにした。
ひなみは一人で島を散策しながら朝から街を歩き、あちこちの店をのぞき込んでいると、一件のおしゃれなアクセサリー店を見つけた。
静かに扉を開け店内に足を進めていくと、様々なアクセサリーがショーケースの中に並べられており、店の奥にいた店主が声をかけてきた。
「いらっしゃいませ
何かお探しでしょうか?」
「あ、勝手に入ってすみません
ショーケースに入っているアクセサリーがとても綺麗だったからつい」
「クスっ、これはこれは
ありがとうございます
何かお気に召したものがございましたらお声掛けください」
店主は「ごゆっくりどうぞ」と優しい声でその場を後にすると、ひなみは再び店内の商品に目を向けた。
今頃本当ならマルコさんやサッチさん、エース達と島を満喫してたんだろうなぁ
楽しそうに笑い合う4人、無邪気に選んだペアアイテムを見ながらどれを買おうかと相談し、次はどこで休憩しようか、エースはどこのお店でご飯を食べようかなどを想像していると、急に胸が切なくなるのを感じた。
「……だめだ、こんなことじゃ満喫なんてできなくなっちゃう……」
ひなみはブンブンと左右に頭を振り、気持ちを切り替えていると、ショーケースの一番奥の商品に目を奪われた。
そこにあったのは、青い羽のチャームがついたネックレスは、まるでマルコを象徴するかのような透き通る空色だった。
……これ、マルコさんに似合うかも
そのネックレスから目が離せなくなり、ひなみはしばらく眺めていた。
記憶が戻らなくてもいい。
ただ「渡したい」と思った。
その気持ちだけは、自分でも止められなかった。
「す、すみません!」
「はい、どうされましたか?」
「このネックレスを見せてほしいんですけど」
彼女の指さした商品をみた店主はケースから取り出すと、それを彼女に渡した。
「こちらは、今は亡き職人が残した最後の商品になります
この青い羽は「奇跡」「特別」「幸せ」を象徴すると言われているんですよ
大切な方に送るものとしては最高の商品です。」
…私はいつも守られてばかり
このネックレスをプレゼントしたら喜んでくれるかな?
「あの、これください」
「ありがとうございます」
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