第51話 もとのピース
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医務室を出てから直にひなみは足早にマルコの部屋へと向かった。
一歩一歩進める度に、もし記憶が戻った事が自分の勘違いだったら、まだ自分の事を思い出してなかったらと悪い方へと考えてしまい、早くマルコに会いたい反面不安な気持ちもあった。
全て夢だったらどうしよう
もし記憶が戻った事が演技だったら…
全て嘘だったら…
不安な事ばかり想像してしまい、気がついた時にはマルコの部屋の前に立っていた。
いつもならノックをして明るい声で彼の名前を呼ぶひなみなのだが、この時ばかりは手が震るのと同時に声も喉に引っかかって出てこなかった。
いつも通り
大丈夫…いつも通りにすれば
大好きなマルコさんの名前を呼んで
扉をノックして
ーーあ、医務室に運んでくれた事もちゃんとお礼言わないと
その前に迷子になって心配かけちゃった事謝らないと
それから…それから…
彼女の頭の中ではどうしたら良いかいろいろ考えは出ているが、体が言う事を聞かず未だに扉の前に立っていると、突然目の前の扉が開いた。
マ「いつまでそこにいるつもりだよい」
「Σっ!…あ…ぇ…マルコ…さん」
マ「体はもう大丈夫かよい?」
「あ…えっと…はい」
マ「まぁ、こんな所で立ち話もなんだし入れよい」
そう言ってマルコは少しばかりギクシャクしているひなみを室内に通すと、二人っきりの空間に一時沈黙が流れた。
しかしその沈黙も長く続かず、次の瞬間マルコは彼女の小さな体を包み込むように正面からギュッと抱きしめた。
「マ、マルコさん!?/////」
マ「…心配かけて悪かった。
俺は惚れた女すらこんなにも泣かせちまうなんて…男として失格だよい」
「…っ!
マルコさん…これ…夢じゃ…夢じゃ無いんですよね?
ーー記憶…ちゃんと戻ったんで…」
マルコは彼女の言葉を遮るように深くキスをした。
”チュ…クチュ”
「んっ////…ハァ/////」
マルコは彼女を求めるように何度も何度も角度を変えお互いの舌を絡めた。
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