第50話 記憶は突然に
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マ「教えてくれ……アンタは俺にとって何なんだよい?」
「ーーえ…?」
マ「俺はアンタの何を忘れてんだ?
サッチの野郎に聞いても教えてくれねぇし…
それに…コレ」
マルコはポケットの中から一枚の小さな写真を取り出すとそれを彼女に見せた。
「…っ!」
これ…あの時のプリクラだ…。
マ「机の上に置かれてた…。
こんなの見た事ねぇし、あいつ等と撮った覚えもねぇ
……でもコレを大事に持ってるって事は、記憶を無くす前の俺にとってコレは何よりも大切なもんなんだろうよい
ーーなぁ…ひなみ…お前は何者なんだ?」
マルコの真実を知りたがっている真剣な瞳が、彼女の姿を捕らえると、ひなみはそっと瞳を閉じて心を落ち着かせるように深呼吸をした。
そしてギュッと手に力を入れ目を開けると、ひなみは決心したかのように口を開いた。
「…っ…私も…サッチさんと同じです」
マ「?」
「今のマルコさんに話す事はできません!」
マ「Σはぁ!?∪
何でだよい!?」
「教えたらマルコさんの記憶は戻るんですか!?
教えたらまた前みたいに…サッチさんやエースとマルコさんの4人で一緒にいられるんですか!?
また前みたいに笑顔で名前を呼んでくれるんですか!?」
マ「っ!」
「私を忘れたままなんて嫌です!
マルコさんの中に私がいないなんて……そんなの絶対に嫌です!!
……そんなに…そんなに私が何者か気になるんだったら…ーー。
さっさといつものマルコさんに戻ってよ!!
バカァアアア!!!!!」
ひなみは今まで溜まってた不満を打ちまけるように大声で叫ぶと、マルコに渡すはずだったプレゼントの箱を彼に向かって投げつけ、その場から走り去ってしまった。
マ「お、おい!
これ誰かにプレゼントするもんじゃなかったのかよい!」
先ほど投げつけられた箱を拾い上げると、開いた箱の中から
青い羽のチャームがついたネックレスが出て来ていた。
マ「ーープレ…ゼント…?」
それを見たマルコの脳裏にある光景が過った。
マ【この世界でひなみに何かプレゼントがしたかったんだよい】
【マルコさん、サッチさん、エース
プレゼントありがとうございます!
私…こんな事されるの初めてだから/////
…えっと…開けてみても良いですか?/////】
マ【勿論だよい】
そしてこのとき、マルコの記憶が徐々に鮮明になってくると、全てを思い出したかのように一瞬時が止まった。
ぁ……そうだった……。
あの時…俺は……
ひなみにプレゼントをしてたんだ…。
あの喜んでくれる笑顔がたまらなく愛おしいから…。
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