第50話 記憶は突然に
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その頃ひなみは、動き疲れと雨に濡れた事で体力が消耗しており、これ以上動き回っても余計に迷うだけと判断すると、少し高台になっている大きな木の下で雨宿りをしていた。
雷は鳴り、雨風も強くなってきてたが、このときひなみは慌てるわけでもなく冷静だった。
ーー本当…ついてないなぁ
私が島に出る時って何で面倒事になっちゃうんだろう
…この前だってカミラ達とショッピングしてたら変な男達に絡まれたし。
今回だって迷子になるなんて思っていなかった。
マルコさんなら…見つけてくれるのかな?
ーーそれとも…
「私は此処でお別れなのかな?」
マルコさんの記憶がいつ戻るかなんて分からない…。
もしかしたらこのままずっと私を思い出す事なんて無いかもしれない…。
もし…もしそうなったら…
私があの船にいる意味なんて…。
マ【…もう二度と手放したりしねぇよい】
ーーでも…でもやっぱり
マ【ひなみはこれからもずっと俺達の側にいる】
マルコさん達の側にいたい!!
ひなみは大粒の涙をポロポロと流し、以前立ち寄った島で自分にプレゼントしてくれたネックレスをギュッと握りしめた。
するとそのとき、彼女の思いが通じたかのようにマルコの声が聞こえた。
マ「ひなみ!!」
「Σっ!……マ…マルコ…さん」
声のした方に視線を向けると、上空からこちらに目掛けてゆっくりと降りてくるマルコの姿があり、いきなりの恋人の参上にひなみも驚きの表情を浮かべていた。
「え…な、なんで「こんな所で何やってんだよい!!」
「Σっ!(ビクっ)」
自分の前に来ると同時に、マルコは彼女の声をかき消すように大声で怒鳴った。
マ「こんな土砂降りの中一人で!
エースは心配して町中を走ってたんだぞ!!
それにもし他の野郎に襲われてたり、遭難したりしてたらどうすんだよい!!」
「……ご…ごめん…なさい」
マルコはひなみに対して今まで見せた事無い怖い表情で怒ると、彼女もただ小さい声で謝るのが精一杯だった。
マ「…それに…俺も…心配した」
「ーーぇ」
マルコさんが…私を…?
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