第12話 同じ空間で
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マ「今この機械でやっているのがひなみの仕事なのか?」
「はい、私デザイナーで依頼者から頼まれたデザインの制作をしているんですよ
明日には依頼者に見せる事ができるようにしておきたいので」
マ「この機械で絵を描く事ができるんだな?
手書きじゃないのか?」
「私が産まれる前の人は手書きでやっていたみたいですけど、この機械…えっと…パソコンって言うんですけど、今ではこれで仕事をするんです。
他にもインターネットっていって通信回線を介して、世界各地の個人や組織のコンピュータ繋がっているので、音楽を聞いたりゲームをしたり調べごとをしたりといろんな事ができるんですよ」
ひなみはGoo●leを開き、【海賊】と打ち込んで検索をかけるとそのワードに関する事が瞬時に出てき、それを見たマルコはとても驚いた表情を浮かべていた。
マ「こんなに薄い機械の何処にそんな機能がついてるんだよい?
この世界の技術は俺達の世界に比べて本当に進んでるんだな」
「クスっ、もし調べたい事があった時はいつでも言ってください」
マ「あぁ、その時はやり方を教えてくれ
それよりも今は本を借りようかと思ってねい」
「あ、そう言えば前の本は読み終わったって言ってましたね」
マルコは以前ひなみから借りていた本を数日で読み終えたので、今度はもう少し難しいものがないかと聞いてみると、ひなみは自分の本棚を探し出した。
「今回はどういった感じの本が良いですか?」
マ「そうだねい……この世界の歴史書とかはないのかい?」
「歴史の本ですか?
…えっと…一般的な事しか書かれていない歴史書ならありますけど、それでも大丈夫ですか?
あと、これ英文表記じゃないので少し読みづらいかもしれません」
ひなみは本棚から少し厚めの歴史書をマルコに渡すと、その本をパラパラとめくりだした。
マ「この国の文字は分からねぇが、写真や雰囲気で何となく理解はできるよい
どうしても分からない時は聞いても良いかい?」
「えぇ、かまいませんよ
だったらここで読んで行きますか?」
マ「いいのかい?
仕事の邪魔になるだろい?」
「本を読んでいるだけなら邪魔にはなりませんよ
それにマルコさんもいちいち聞きにくるのは大変でしょう?」
「ありがとよい
じゃあここで読ませてもらうよい」
マルコはひなみの頭を撫でた後、本を片手に彼女の部屋に備え付けられているソファに座ると、胸ポケットに入れていたメガネをかけて読み出した。
暫くは大丈夫だろうと思ったひなみは再びパソコンに視線をうつすと、先ほどの仕事の続きをやりはじめた。
部屋にはカチカチとキーを打ち込む音と本をパラパラとめくる音たけが響き渡り、二人のいる空間はアッと言う間に時間が過ぎていった。
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