第11話 彼等がいてくれて
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サ「まぁ、あの時は確かにそうは言ったけど、それでもひなみちゃんの事を好きになっちまったもんは仕様がねぇ事だっての」
マ「開き直ってんじゃねぇよい#」
サ「開き直ったんじゃなくて事実を言ったまでだぜ
さて、俺っちは買い物から帰ってくる可愛いお姫様の為に美味しいスイーツでも作って待ってよ♪」
そう言うとサッチはキッチンに戻り「何がいいかなぁ?」と彼女が喜びそうなスイーツを考え、マルコは以前ひなみから借りていた本を読む為に自分の部屋に戻っていった。
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その頃ひなみはサッチに書いてもらったメモを見ながら買い物をしていた。
隣町に海外の輸入ショップが先月オープンした事もあり、前々から気になっていたひなみはそこでならサッチが必要としているものが手に入るかもしれないと思い脚を運んだ。
「えっと…クルミオイルとワインビネガー…ローリエもいるんだね
あと小麦粉とマカロニ…」
ひなみは英語で書かれた文字をスマホで確認しながら買い物かごの中に入れて行くと、彼女の背後から誰かに声をかけられた。
「七瀬先輩じゃないですか?」
「…え?」
突然声をかけられ誰だろうと振り向くと、そこには最近新人で入社してきた咲間の姿があった。
「あれ咲間君?
こんな所でどうしたの?
今日は仕事の筈じゃ…」
咲「えぇ、仕事でしたよ
でも今日は先輩が風邪でお休みって聞いたんで、俺もお休みを頂いたんです」
「え…でも私が休んだからって咲間君が休む必要は「先輩がいない職場にいても意味ないじゃないですか」
「意味ないって……それでもやってもらわなくちゃいけない仕事はあるんだから。
それに仕事に関しての指示はもう一人いた先輩に出してもらうように言ってたのよ?」
咲「いやだなぁ…俺は他の人から指示された仕事なんてしたくないんですよ
俺は七瀬先輩の指示で仕事したいんです」
咲間は小さく微笑むとそれを見たひなみは背筋にゾクッとした寒気を感じると、昨日美月に言われた事を思い出した。
【新人の咲間君なんだけどひなみの事私に色々聞いてきてたんだよ】
【『彼氏いるんですかねぇ?』とか、『何処ら辺に住んでいるんですか?』とか、『休日は何してると思います?』とか…。】
いくら美月がイケメンだと思っていても私には…
咲「先輩?どうかしましたか?」
「っ!……い、いや……それよりも正当な理由がないのに会社を休むのは感心しないわ
私からの指示じゃなくても仕事は仕事!
そんな我が侭で周りに迷惑をかけないで」
これ以上彼といたくないと思ったひなみは「それじゃあ」と言い残しその場から立ち去ろうとした。
咲「先輩……明日会社で…」
「Σっ!」
しかし咲間は立ち去ろうとするひなみの肩を掴み、グッと耳元に顔を近づけると小さく囁き、それに驚いた彼女はその場から走ってレジに向かった。
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