第9話 その優しさとこの気持ち
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ー4時間後ー
サ「……んっ…」
あれからどのくらい寝てたんだろう。
すこし体が楽になっているような気がする。
薬の効果もあり目が覚めたサッチはお昼ほど体がキツくなくなっていた。
そして左手に違和感を感じそちらに視線を移すと、看病疲れからか彼の手を握ったままベッドに俯せ状態で眠っているひなみの姿があった。
ーーもしかして…ずっと側にいてくれたの?
「…ん……サッチ…さ…ん……早く…元…気…に……なって」
サ「っ!/////(ドキッ)」
【いいのか?
好きになっちまった女は異世界人なんだぜ?】
昨日俺はマルコにそんな事を言った。
【俺達はいつ帰れるか分からねぇんだ。
あまりひなみちゃんに思い入れしちまったら、辛いのはマルコじゃねえのか?】
自分であんな事を言っておきながら…。
俺は……。
ひなみちゃんの事を好きになっていた。
マルコも、エースも…そして俺もーー。
3人同時に一人の女を好きになっちまうなんて…
ひなみちゃん君ならどう思う?
サッチは眠っているひなみの頬にそっと触れ、顔にかかている髪を退かすと、その感触に気付いたは目を覚ました。
「…ん…」
サ「…ひなみちゃん」
「ぁ…サッチさん。
ごめんなさい、私寝ちゃってて∪」
サ「そんな事いいよ
ーーそれよりもずっと側にいてくれたんだろ?
ありがとう」
「どういたしまして
体調の方はどうですか?」
サ「ん、さっきより少し楽になってるよ」
「そうですか
もう一度体温計測ってもらていいですか?」
ひなみはテーブルの上に置いていた体温計を取り出すとそれをサッチに渡した。
”ピピっ…ピピっ”
「37.8度…さっきより随分下がりましたがまだ熱は高いですね
今夜は私が皆さんの食事を作りますので、サッチさんはお休みです
お風呂は寝る前に湯船に浸かるといいですよ」
サ「分かった」
「じゃあ私は夕食の準備をしてきますので、サッチさんは休んでてください。
また後で食事と薬を持ってきますからね」
そう言い残し先ほどまで繋がれていた手はサッチの元から離れて行き、再び静けさと淋しさが辺りを包み込んだ。
END
