第6話 俺らが君の兄に…
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エ「ごめんな…ひなみ
…俺…昔からその事ばかりが脳裏に焼き付いてて…ときどき自暴自棄になっちまうんだ
家族にだってその事でときどき当たっちまうから…。」
「迷惑をかけられる家族がいるだけでも…甘える事が出来る家族がいるだけでも…それは幸せな事なんだよ。
ーー私には…そんな家族がもういないから…」
マ「…そう言えばひなみの家族って」
サ「こんな広い家に女性が一人暮らしってのも正直違和感はあったけど…」
「……私の両親は…」
【速報です。
本日10時40分発羽田発国際線955便アメリカ行きの飛行機がーーー。】
「今から二年前…。」
【墜落の原因はエンジントラブルによるもので乗組員を含む乗客250人全員がーーー。】
「飛行機の事故で亡くなりました。」
「「「…Σっ!!」」」
マ「飛行機って…今朝車の中で見た…あの」
【でも何かあったときあんな巨大な鉄の塊が落ちてきたら大変だろい?】
マ「ーーぁ」
マルコは今朝ひなみに言った事を思い出すと、目を大きく見開いて言葉を失った。
ーーあのとき…。
【飛行機事故は滅多な事が無い限り墜落する事は無いのですが……でも墜落しない可能性なんてありませんよ】
…俺はなんて事を…。
「墜落なんてよっぽどの事じゃない限り落ちたりしないんですよ。
だから私はあの時も1週間で帰ってくるという両親の言葉を信じて見送ったんです。
なのに……なのに……もう「いってきます」も「ただいま」の声も聞けないんです。
あのとき無理矢理にでも仕事を休んで着いて行っていれば一人にならずにすんだんです。
なんども両親の元へ行こうと考えました。
ーーでも…自分の命を粗末にしてまで家族の元にいくなんて事…これ以上とない親不孝な事は出来ませんでした。
それに、あのとき私を一緒に連れて行かなかったのは…こうなる事から私から遠ざけるためだったんじゃないかと思ったんです。
いや、そう思うようにしてるんです
あれから二年経っているのに…夢に出てくるんですよ…あの時の光景が…。
何度も何度も『夢だから大丈夫』って自分に言い聞かせてきましたが、押しつぶされそうになる事だってあるんですよ。
でも、それでも私は無くなった両親に心配させたくないから笑っていたいんです。
だから自分の存在価値を否定しないで、エースさんにも笑っていてほしいです。」
ひなみは目に溜まっていた涙をグイッと拭き取りニコッと微笑むと、エースはひなみの腕を掴み自分の方に抱き寄せた。
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