第6話 俺らが君の兄に…
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"ガバっ!"
「Σっ!!…ハァッ…ハァッ…」
ーーゆ…夢…?
その日の夜ひなみはベッドから飛び起きると額には汗が滲み出ていて、息づかいはとても荒く、目からは涙が流れ落ちていた。
ドクドクと心臓が煩いぐらいに脈打ち、震える体をギュッと抱きしめると落ち着かせるように何度も深呼吸をしていた。
「……まだ3時か…」
ーーまたあんな夢を見るなんて…。
あれから2年かーー。
夢見が悪かった所為で目が冴えてしまったひなみはベッドから起き上がり、隣と真向かいの部屋にはサッチとマルコがいるので、起こさないよう出来るだけ物音を立てずに一階へ降りていくとその足でキッチンへと向かった。
シンクの上にある小さな電気を付け、冷蔵庫の中からミネラルウォーターを取り出しカラカラになった喉を潤すと、ペットボトルを持ったままリビングへとやってきた。
すると、窓際で人の気配を感じたひなみは視線を向けると、そこにはカーテンを開けて空を眺めているエースの姿があった。
「エースさん?」
エ「っ…ひなみ」
「こんな時間にどうしたんですか?」
エ「…あ…いや……ちょっと夢見が悪くて…。
ーーそういうひなみこそこんな時間にどうしたんだよ?
女が夜中に出歩くもんじゃねぇぞ?」
「私もちょっと夢見が悪かっただけですよ」
エ「…そっか…」
ひなみから貰った水を一口飲んだ後少しの間沈黙が流れ、部屋にはチクタクと時計の秒針音が聞こえていると、エースがその沈黙を破った。
エ「なぁ、少し話しを聞いてくれないか?」
「えぇ、いいですよ」
エ「…海賊王ゴール・D・ロジャーの事教えただろ?」
「はい、大海賊時代の幕開けの発端になったとても凄い方なんですよね」
エ「……ロジャーは……俺の実の父親なんだ」
「そうだったんですか」
エ「ロジャーは確かにスゲェ人間かもしれねぇが……息子である俺は…生きてちゃいけねぇ人間なんだ」
【ゴールド・ロジャーにもし子供がいたら?】
【そりゃあ”打ち首”だ!!!】
【世界中の人間のロジャーへの恨みの数だけ針を刺すてのはどうだ】
【”火炙り”にしてよ…!!
死ぬ寸前の姿を世界中の笑い者にすんだ!!】
【皆が言うぞ!?
「ザマァみろ」って…ぎゃははは!!】
エ「俺は……俺は……鬼の血を引く存在なんだ…。
母親の腹の中にいる時から…俺の存在は否定されていた。
端から恵まれてすらいなかったんだ。
俺はいつもいつも海賊王である親父を恨んだ…。
父親がアイツじゃなければ…俺はこんな目に合わずに済んだしお袋だって死なずに済んだのにって…。
今の俺は…ただのゴミでしかないんだ」
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