第29話 月に願いを
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「あ、そうだ今日皆さんに手紙を書いたんですよ」
エ「手紙?」
サ「何でまた急に手紙なんだい?」
「理由なんて無いですよ♪
ただ日頃の感謝の気持ちをひとりひとりに伝えたかったので」
そう言ってひなみは昼間書いていた手紙を三人に渡すと、そこには封筒にそれぞれ彼等の名前が書き記されていた。
「それは今読まないでくださいね。
恥ずかしいので私がいない時に読んでください」
マ「ありがとよい
後で大事に読ませてもらうよい」
サ「ありがとうひなみちゃんv
ひなみちゃんからのラブレターなんて嬉しいねぇ♪」
エ「俺もちゃんと読むからな!♪」
三人はひなみから貰った手紙が嬉しく、後でゆっくり読もうとそれぞれポケットの中に大事に仕舞い込んだ。
「私…まさか自分の生活がこんな風になるなんて思っていませんでした。」
「「「…?」」」
口を開いたひなみに気付いたマルコ達は視線を彼女に向けると、ひなみはその時の事を思い出すかのように出会った頃の話しをし始めた。
「普通に仕事から帰ってきて家でいつものようにのんびりできると思ったら、マルコさんにいきなり押し倒されて。
私その時完全に殺されるんだって思っていました。」
サ「まぁあのときは俺達も気が動転してたしな」
「異世界から来たなんて初めは信じられませんでしたが、マルコさんやエースの能力を見て彼等は嘘は言ってないって思ったんです。
それに、この世界の事しか知らない私に、冒険の話しや船での出来事、そしてクルー達の事を教えてくれたのはとても嬉しかったです。
次はどんな島に行ったんだろう。
次はどんな人と戦ったんだろう。
次はどんな宝を見つけて、どんな出会いがあったんだろう…。
私自信も冒険をした感じになって、話しを聞く度にワクワクしていました。
ーーでも思ったんです。
マルコさん達がこの世界にいる限り冒険は続かない…。
その先には数々の冒険が待っているのに…この世界にいる所為で先に進めないんだって」
エ「そ、そんなことは!」
「だから私決めたんです」
サ「決めたって何を?」
…月よ
もし私の今日の願いを叶えてくれるなら…。
「皆さんを皆さんの世界に…偉大なる航路(グランドライン)に帰してあげたいって」
マ「っ!」
ひなみはニコッと優しい笑みを浮かべると同時に一粒の涙が頬を伝った。
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