第26話 彼女の決心
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その日の夜ひなみは部屋に籠って図書館から借りてきた専門書を読んでいた。
サッチに淹れてもらったミルクティーを時々飲みながら必要な所はメモを取ったりしてペンを走らせていたが、いつもみたいに集中する事はできなかった。
ページをパラパラと捲っていくばかりで肝心な内容なんて一切彼女の中に入ってくる事は無く、ひなみは図書館で読んだスーパームーンの事ばかり考えていた。
ーー願い事を叶えてくれる月
私が皆を元の世界に帰れるようにお願いすれば…
”コンコン”
エ「ひなみ入ってもいいか?」
「ぁ…う、うん
どうぞ!」
少し控えめなノック音が聞こえ、それがエースだと分かったひなみは返事をした。
エ「本読んでいたのか?」
「うん。
今日図書館で借りてきたからね。
少し勉強してたの
そんなことよりもどうかしたの?」
エ「今日約束しただろ
一緒に寝てくれるって…。
ーーもしかして忘れてたのか?」
エースに一緒に寝る約束の事を言われ、そう言えば忘れてたなんて事を内心思っていると、いきなり彼のデコピンがひなみの額にヒットした。
”ピシッ”
「Σったぁ!∪
ちょっとエース!?∪」
エ「俺との約束忘れてただろ?」
「え…そ、そんな事無いよ!∪
ちゃんと覚えてたよ!」
エ「ふ〜ん…その割には目が泳いでんな」
エースは少し不貞腐れたような表情でひなみの事をジトーとした目で見てくると、ひなみは冷や汗を垂らしながら彼に謝った。
「ご…ごめんなさい∪
いろいろ考え事していたら…忘れちゃっていました∪」
エ「やっぱりなぁ」
あぁ〜∪
エースって一度機嫌悪くなっちゃうとなかなか許してくれないんだよねぇ∪
まぁ忘れていた私が悪いんだけど…∪
エースは彼女のベッドにドカッと胡座をかいて座り込むと、ひなみは先ほどまで開いていた本をパタンと閉じて苦笑いを浮かべながらエースの隣に座った。
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