第17話 懐かしい香りと音
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「マルコさん久々の海はどうですか?
多分マルコさんが見てきた海ほど綺麗なものじゃないと思いますけど」
マ「いや、この世界の海も凄く綺麗だよい
ーーそれに、今日は連れてきてくれてありがとよい」
「どういたしまして♪
私にはこんな事しかしてあげられないですけど、少しでも皆さんが笑顔になってくれるなら私も嬉しいです!」
潮風が彼女の髪をサラサラと靡かせマルコはその髪にそっと触れた。
マ「なぁひなみ」
「何ですか?」
マ「ひなみは海は好きかい?」
「勿論大好きですよ♪
海は嫌な事も悲しい事も全て忘れさせてくれます
海は全てを受け入れてくれます
海は全てを包み込んでくれます
何処までも続くその海を見ていると、自分がどんなにちっぽけな事で悩んでるんだろうって思っちゃうんですよね」
マ「…その気持ち…俺も分かるよい
親父も昔言ってたんだ」
【小せぇ事考えやがって、誰から生まれようとも、人間みんな海の子だ!!】
「…海の子
じゃあ私も海の子って事でしょうか?」
マ「産まれた場所や生きた世界は違えど、ひなみも俺達と同じ海の子だよい」
「フフっ、なんだかロマンチックな言葉ですね♪」
ひなみは小さく笑いながら再び海に視線を向けると、少し悲し気な表情を浮かべた。
「…マルコさん
……もしそうだとしたら、私の家族も…海に帰っていったんでしょうか?
親である…海の元へ…」
マ「……ひなみ「ご、ごめんなさい!私ったらこんな気が重くなるような話しをしちゃって!∪
折角海に来たんですから楽しまないと損ですよね!
あ、私ちょっと飲物を買ってきます!」
マ「だったら俺も一緒に行くよい」
「いえ、近くのお店に買いにいくだけですからマルコさんは荷物を見ててもらって良いですか?
それにサッチさん達もいつ戻ってくるか分かりませんから」
先ほどまでの暗い表情を打って変わって、ひなみはいつものように笑顔に戻ると、自分のバッグの中から財布を取り出して「いってきます!」とその場から離れていった。
ーー私ったら
…折角マルコさん達の為に海に来たのに…。
「私があんな暗い顔してどうすんのよ」
ひなみはこんなんじゃ駄目だ!と自分自身に渇を入れる為に頬を軽く両手でパンパンと2回叩くと、近くにあるお店に向かって歩を進めていった。
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