第104話 彼はおにぎりが好きでした。
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翌日、ののかとサンジは食料調達の為に、昨日行く事ができなかった市場に来ていた。
朝から市場はとても賑わっており、店先には馴染みのある食材や、ここでしか仕入れる事ができないものがさまざまあり、サンジはとても興味津々に選んでいた。
また、市場には沢山の人が仕入れにきており、小柄なののかはサンジの後を着いて行くので精一杯だったが、逸れないようにとサンジは彼女の手を繋いでエスコートした。
「凄いね種類だねサンジ君」
サ「そうだな
やっぱり今日来て正解だったぜ
ほらこれなんかすげぇ鮮度がいいな♪
お、これなんかスープに入れたらいい味が出そうだ♪」
食材の事になるとサンジはとてもイキイキしており、自分の前ではしゃいでる彼の姿を見てののかは「可愛いなぁ」と思い小さく微笑んだ。
サ「…あ、ゴメン
俺ばかりがはしゃいじまって∪
ののかちゃんつまんねぇよな?」
「ううん
いろんな食材の事を知れてとても楽しいよ♪
それにここには私の見た事のないものも多いからね」
サ「ののかちゅぁあ〜〜ん!!
君は女神のようだぁあ〜!!vv」
「はいはい∪
それよりも、ここで沢山仕入れておかないと次の島まで持たないんじゃない?」
サ「あぁ、確かにそうだな
魚も良いが、日持ちのする肉や野菜や果物をもっと増やさねぇとな
ののかちゃんは何か欲しいものってあるかい?」
「欲しいものねぇ…」
すぐに必要なものは今の所ないし…
…あ…そう言えば今日ローさんの所に行ってみようかと思ってたんだった。
だったらお土産はおにぎりでも持っていってみようかな
「ねぇ、サンジ君」
サ「ん?何だい?」
「カツオ節がほしいかな」
サ「カツオ節かい?」
「うん、午後からローさんの所に行こうと思って」
サ「トラ男の所に?
ののかちゃん!俺というものがありながら他の野郎の所に〜〜!!」
「違うわよ!∪
ローさんには助けてもらったからお礼を言いにいきたいの
それに手ぶらじゃ何だからおにぎりでも持っていこうと思って」
サ「ののかちゃんって優しい上に律儀なんだな
そんな所も好きなんだけどねぇ〜!/////
分かった!
じゃあ最高のカツオ節を見に行ってみようぜ」
「あぁ〜普通のもので全然大丈夫だから」
聞こえていないのか、サンジは「ののかちゃんのためなら!v」とハートを辺りに飛び散らせながら、ののかの為に質のいいカツオ節を捜し回った。
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