第102話 君と肩を並べて
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暫く町の中を歩き、ののかは一件のお店に目をやった。
そこのショーケースには淡い桜色をしたミニ丈のワンピースを着たマネキンがあり、ののかはそれを見て内心「可愛いなぁ」と思っていた。
サ「……ののかちゃんちょっと来て」
”グイッ”
「え、ちょっとサンジ君?」
サンジは咄嗟にののかの腕を掴んで、その店の中に入っていくと、「いらっしゃいませ」と声をかけてきた店員にショーケースのワンピースを指差して言った。
サ「悪いけど、あのワンピース見せてくれないか?」
店員「畏まりました」
店員はニコッと笑って手際よくマネキンからワンピースを脱がせると、暫くして戻ってきた店員はののかにその服を渡した。
サ「試着してきなよ
ののかちゃんならスゲェ似合うと思うぜ♪」
「でもこれどちらかというと私よりナミとかが似合いそうだし」
サ「いいからいいから!」
サンジはののかの背中を押して試着室まで連れてくると、「俺はここで待っているから」と言ってヒラヒラと手を振っていた。
ののかも「着るだけなら」と思い、カーテンを閉めてそのワンピースを着てみる事にした。
そして数分後ーー。
サ「ののかちゃんどうだい?」
「えっと…どうかな?」
シャッと音をたてカーテンを開けると、その姿を見たサンジは言葉を詰まらせ、少しの間時が止まっていた。
彼女は淡い桜色のワンピースからスラリとした白い手足が伸び、ナミみたいにオシャレな服は着ていたが、今回はまた一団と雰囲気が変わって見えた。
「やっぱり変かな?」
サ「ぜ、全然似合っているよ!/////
寧ろそのワンピースはののかちゃんに着てもらう為に作られたようなもんだぁ!!//////」
「それはいくら何でも言いすぎだよ∪/////
でもありがとう
折角サンジ君が決めてくれたからこれ買っちゃおうかなv」
サ「あ、もうそれは着たままで良いよ」
「え?」
サ「その服は俺からのプレゼント」
「そんなの悪いよ!
それにプレゼントをしてもらう義理が無いし!」
サ「義理ならあるさ
好きな女性にプレゼントをしたいっていう義理がね
ーーでもそれが納得いかねぇなら、全快祝いって事ならどうだい?」
「…うん、分かった
じゃあ今回はお言葉に甘えてこのプレゼント貰うね
本当にありがとう!//////」
「どういたしましてプリンセスv」
そのあと他の服もサンジと一緒に選び、買い物を済ませた二人はその場を後にした。
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