第101話 心配?不安?それとも…
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戦いで深手を負ったののかは一週間目を覚ます事が無かったが、昨晩奇跡的に意識を取り戻した彼女に皆が目に涙を浮かべ心の底から喜んでいた。
ー翌朝ー
チョ「ののか包帯の交換終わったぞ」
「ありがとうチョッパー」
ののかの部屋ではチョッパーが傷の手当と包帯の交換をし、彼女の為に調合した薬を準備していた。
「ねぇチョッパー
…私の傷って痕残っちゃうよね?∪」
チョ「それなら大丈夫!
トラ男が極力傷が残らないように処置をしてくれたから」
「…トラ男…って
もしかしてトラファルガー・ローの事?」
チョ「あぁ、そうだぞ!
ののかはローの事も知ってたんだな?」
「うん、彼の事も勿論知っているよ
ローはまだこの船にいる?
お礼を言ってないから」
チョ「トラ男ならもう自分の船に戻ったぞ
お礼なら今度あった時にすれば良い」
「…そっか」
あ〜あ…ちょっと残念
お近づきになれるチャンスだったのに
生ローを一目見てみたかったなぁ〜
チョ「それとののか
傷が治るまでは動き回っちゃ駄目だからな
トイレぐらいなら良いけどそれ以外はちゃんと安静にしてないと駄目だからな」
「え∪…お風呂は!?」
チョ「Σ駄目に決まってるだろ!∪
傷だって塞がってないのにお風呂なんかに入ったら傷口開いちゃうだろ!∪」
「え〜!だって体気持ち悪いよぉ」
チョ「体を拭くぐらいならいいから、今だけは我慢してくれ
その時はナミかロビンに頼んでおくから」
「ん〜…分かった」
チョッパーは薬品や包帯を薬箱の中に仕舞い込み、「また後で様子を見に来るから」と言って部屋を出ていた。
パタンと扉が閉まった事を確認したののかはチョッパーから貰った痛み止めの薬を服薬すると、そのままベッドに横たわった。
自分以外誰もいない部屋はシーンとした無音の空間と化しており、「今頃キッチンでは皆食事をしている頃なんだろうなぁ」と予想していた。
「はぁ〜…動けないって辛いな∪」
”コンコン”
「は〜い」
小さく溜め息を着いていると突然部屋の扉がノックされ、ののかは力ない声で返事をした。
サ「ののかちゃん調子はどうだい?
朝食を持ってきたよ」
ゆっくりと開かれた扉の先にはトレーに朝食を乗せたサンジの姿があり、ののかは起き上がろうとしていた。
「ありがとうサンジ君」
サ「あ〜!無理しちゃだめだよ!」
起き上がろうとしていたののかに対してサンジは急いで駆け寄ると、彼女の体に負担がかからないように支えながら起こすのを手伝った。
「サンジ君達こそ傷の方は大丈夫なの?」
サ「あぁ、俺達も2、3日は安静にしてたけど、トラ男やチョッパーの薬と治療のお陰でもう大丈夫だよ」
ニコッと笑ってサンジはベッドの横にあるテーブルにトレーを乗せると、彼もベッドの縁に腰をかけ、温かなスープをスプーンですくってののかの口元に持ってきた。
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