第99話 皆の願い
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その日の夜、お風呂から上がったゾロは再びののかの部屋へと向かった。
時刻は十二時を回っており、他のクルー達も眠っている時間になっていたため、船内はシンと静まり返っていた。
”ガチャ”
ゾ「…ん?…寝てたんじゃなかったのか?
…ルフィにブルック」
ブ「あ、ゾロさんはお風呂に入ってたんですね?」
ル「ののかの事が心配だったからよ
それに少し顔が見たくなっちまった」
ゾ「あまり暴れんなよ
ののかが起きちまうだろ」
ル「ん?ののかが起きるなら別に問題ねぇだろ」
ゾ「あ、そうか
…それよりもブルックは体の方はいいのか?」
ブ「はい、私はカルシュウムを取ったので大丈夫です!
それにもう死んでる身なので、2回死ぬ事なんてありませんから。
ヨホホホホ!」
ゾ「へっ、便利な体だな」
ブ「ゾロさんはどうなんですか?
あなただって大怪我をしていたじゃないですか」
ゾ「あぁ、俺も問題ねぇよ
明日から筋トレも再開しようと思っているからな」
ブ「ヨホホホ、そうですか
…ののかさん、明日は目を覚ましてくれるといいですね」
ル「大丈夫…ののかは絶対目を覚ますさ。
そして、ののかが元気になったら宴をしようぜ!
サンジの美味い飯を沢山並べて、ブルックの歌を聴いて、そして皆で盛大に騒いで…」
ブ「ルフィさん…」
ルフィは眠っているののかの頬にそっと触れると、「皆待ってるぞ」と優しく声をかけた。
ゾ「ルフィ…お前がそんなんでどうする」
ル「ゾロ…」
ゾ「皆信じてんだ……それに、船長のお前が暗い顔したらののかが目を覚ました時に心配するだろ
オメェはあのクソコックの飯を喰って、いつものように能天気に笑ってろ
ルフィにはそれが一番似合いだ」
ブ「ゾロさん」
ル「…ゾロ」
ル「頭でも打つけたのかゾロ∪
気持ち悪ぃぞ∪」
ブ「あの時の雷がかなり効いたんでしょうか?
もう一度チョッパーさんに調べんて貰った方が…」
ゾ「殺すぞテメェら!!##
ったく、人が折角元気づけてやってんのによ!#」
ル「ししし!
でもサンキューなゾロ!
おかげで元気出たぞ。
今日はもう寝る!
じゃあな!」
ルフィはニカッと笑いながらゾロにお礼を言うと、そのまま部屋から出て行った。
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