第97話 ルフィとの約束
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その場で倒れたののかはヒュー、ヒューと荒い息づかいで呼吸をしており、目は焦点が定まっておらず虚ろになっていた。
ナ「ののか!!ののか!!
…ヒクッ…うぅ…しっかりして…!!」
チョ「ハァッ…ナ…ナミ…今は無理に…ハァッ…動かしちゃ…駄目だ!」
ナ「チョッパー!」
チョッパーはさっきの攻撃でのダメージが酷く、動ける状態じゃなかったが、ののかが倒れた事を知ると、フラつく体に鞭を撃って、ののかとナミの元に駆け寄った。
「…………」
…あぁ……
どうしよう……体中痛い…。
まさか…最後の最後でやられるなんて…。
血だって…いっぱい出てる
あ……ナミを泣かせっちゃったな…
泣かせるつもりなんて…無かったのに
ルフィ達にも…結局は心配かけちゃってる…
私…結局強くなってなかった…
いつまでも弱いまま…
ーー誰も…守る事が……できないまま…
【もう弱いままの私じゃないから
…守られてきた分、今度は私も皆を守るから】
【あぁ、俺は夢の為に止まってなんかいられねぇ
先へと進まなくちゃいけねぇんだ
ーーののか…お前の力も俺に貸してくれるか?】
…あぁ……そうか…
私は…ここで立ち止まっていられない…。
ルフィの為にも……皆と躱した…約束の為にも……
ののかは朦朧とする意識の中、背中に刺さっている鍵爪に手をかけると、それを思いっきり引き抜いた。
”カシャン!”
「ハァッ…ハァッ……」
ナ「ののか!?」
「…ぁ……ハァッ……チ…チェン……ジ……コア…グ、レイ…ショ…ン……」
ののかは武器を引き抜くと、直ぐに自分の能力で血を固めて止血した。
ナ「…血が止まっている」
「…ハァ…ぁ……」
ナ「ののか!動いちゃ駄目!」
急いで止血をして体へのダメージを押さえたが、それでも応急処置のようなものだったので、ナミはののかに動かないように言った。
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