第96話 ギリギリの戦い
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ディル「やれやれ…いい戦いが見れると思ったんだが」
ジェッター「いいぜ…俺達が相手だ!!」
ジェッターはののかに向かって勢いよく攻撃を仕掛けてきた。
鎌が振り下ろされた瞬間、ののかは軽い身のこなしで避けると、地面に向かって手をかざした。
「チェンジ・ニードルストーン(針岩)!!」
”ザンッ!”
”ザンッ!”
地面から石の刺が剣山のように、次から次へとジェッター達の足下から突き出てくると、彼等もそれを避けるようにして躱していった。
まずはジェッターから倒さないと…
でもどうやって攻撃する?
相手は何でも消し去ってしまう…あるものを無くしていく
存在を無くす…
「Σっ!」
そうか!
あれなら!!
何かをひらめいたののかは一か八かやってみる事にした。
「エアードーム!!…コンプレッション(圧縮)!!」
ののかは自分の能力で空気をドーム状にしてディルミーとジェッターを包み込むと、すぐさま圧縮をかけて中から出てこられないようにした。
ディル「何だこれは…?
こんなモノで俺達を閉じ込めたつもりか?」
ジェッター「ふん!オメェ俺様の能力を忘れたのか?
こんなもん全て消し去ってやる!!
ルイン・プログレス(破滅の経過)!!」
ジェッターは空気のドームを消す為に再び能力を使うと、それを見たののかはニヤっと笑みを浮かべた。
「かかったわね」
ディル「どう言う事だ」
「今あなたの仲間は「空気」を消してしまっているのよ」
ジェッター「それが何だ!」
ディル「…っ!!……ま、まさか…!」
「気がついたようね
生きていく上で必要な空気を消してしまったら、アナタ達は生きていけるの?
ーーしかもその能力は「一度触れると、触れたものは消え去るまで朽ちていく」…そうだったわよね?」
ディル「き、貴様!!!
ハァッ…ハァッ……!!」
ジェッター「ク、クソ!!…ハァッ……ぁ…ハッ!」
「恨むなら自分の頭の悪さを恨むのね
それと……これは私の大事な仲間を傷つけた罰よ」
ディル「…ハァッ…ハァ………ぁ……」
ジェッター「…ハァ……ハァ………は……」
”ドサッ”
酸素が無くなり、息ができなくなったディルミーとジェッターはその場に倒れてしまうと、同時に偽のゾロとロビンも消えて無くなってしまった。
END