第93話 決意を抱いて
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ナ「そこまで分かれば十分でしょ?
…私達だって観光でこの島に来たわけじゃないの。
ロザリナって女がどんな奴か知らないけど、こっちだって仲間の為に命かけてんのよ!」
「…お願いします。
ロザリナの事教えてくれませんか?」
店主「………」
彼等の顔を見ると、その真剣な眼差しに圧倒された店主は被っていた帽子を取り、ののか達の近くにあった椅子に腰を落とした。
店主「……今から10年前…この国は確かに内戦が勃発していた」
「……え…?」
店主「そもそも本来はこの島自体、ロザリナ達が来る前はとても平和な島で、争いごとなんて一切無縁の場所だったんだ…。
あいつらがここに来てからというもの…いい男や自分が気に入った男は全てロザリナに連れて行かれてしまう…。
あの女はホレホレの実の能力者で、目を付けられた町中の若い男達は、奴等の能力で操られてしまうんだ…。
町中の目を付けられた男達は、あの女の元から二度と帰ってくる事は無かった…。
私の息子もその中の一人で、連れて行かれたっきり顔すら見てないんだ」
ウ「いい男を見ると見境ねぇなんて…まるで女版サンジだな」
「否定はできないけど、ルフィ達の事もロザリナが良いと思ったから連れて行ったんでしょ」
チョ「助けようとはしなかったのか?」
店主「何度も助けようとしたさ……家族や恋人などを奪われた者達が一致団結してロザリナ達に立ち向かったんだ
それぞれが武器を手にし戦ったが、力のさは圧倒的だった
……その中でも幹部のディルミー、レイン、ジェッターの三人は賞金首になるほど強く、俺達は毎回その三人にやられてしまっていた」
フ「あいつらか…見た目はそんなに強そうな感じじゃ無かったけどな」
店主「見くびっちゃいけねぇ!
ディルミーとジェッターの二人は悪魔の実の能力者なんだ!
懸賞金それぞれ2億以上の奴等に勝つ事なんて出来るわけが無い……。
大切な人を取り戻す為に…俺達は5年戦った!
何度奴等に潰されようと…5年頑張った…!!
……だが無理だった…
ーー勝ち目が無いと分かると…町の奴等は戦う事を止めたんだ」
ウ「おいおい!
そしたら連れて行かれた奴等の事諦めたってのかよ!?」
店主「違う!!
諦めたわけじゃない!!
……諦められるわけないだろ…」
ブ「…じゃあ何でなんです…?」
店主「今ここで俺達がやられちまったら…戻ってくる息子達は誰が迎え入れんだよ」
ウ「…おっさん」
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