第93話 決意を抱いて
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店内に入った彼等はカウンターの近くにあるテーブルに座り、それぞれが食べたいものを色々頼んで料理が運ばれてくるのを待っていた。
「中って本当に賑わっているね
よく見るといろんな海賊とかも来ているみたいだし」
ナ「お祭りでもあるのかしら?
ここに来るまでの間も凄かったわよね」
店主「それはラブリアン島の平和記念日だからさ」
「…え?」
彼等の話しに割って入ってきたのは、料理を運んできたこの店の店主で、がたいは大きく、少々強面の顔をしているが口調は優しい感じだった。
ナ「平和記念日ってもしかして昔の内戦が関係しているの?」
店主「嬢ちゃん達この島の人間じゃねぇだろ?
よく内戦の事知ってんな?」
ナ「少し調べさせて貰ったからね♪
ーーねぇ、おじさん!
この島の事について教えてくれない?
特にこの島にいるロザリナっていう女海賊について……」
店主「…っ!!」
「「「「「「「っ!!!」」」」」」」
店主はロザリナの名前を聞いた瞬間、驚きの表情を浮かべると、その店にいた客も汗を滲ませ驚きの表情になっていた。
店主「ロ…ロザリナだと…!」
ウ「えっ!?
何だ何だ?∪
俺達何かマズい事言ったのか?」
店主「…よそ者だからロザリナの事を知らないのは当然だ……お前達は何も悪くないさ…。
ーーしかし、首は突っ込まない方が身の為だ……。
何も詮索しねぇでこの島を出るんだ」
「そんなワケにはいかない!
その人に大事な船長とクルーを2人、人質に取られてるんですから!
私達は3人を助けないと!」
店主「っ!……そ…そうか…。
それは残念だったな。
でもそれは運が悪かったと思って…「『運が悪かった』で、大事な仲間を見捨てる事なんて出来ないでしょ!!」
ののかはバンッと机を叩いて席を立ち上がった。
「ーー私達の大事な仲間が助けを待っているのよ…。
『運が悪かった』なんて理由だけで諦めるなんて、そんなの海賊じゃない!!」
ロ「クスっ、…そうね
ののかの言う通りよ。
私達は海賊…。
奪われたら奪い返すのが筋ってモノよね」
ロビンは小さく微笑むと、彼女の頭をそっと撫でた。
ナ「そう言う事だからロザリナのことについてちゃんと話してもらうわよ。
ーーもし少しでも隠そうとしたら……私達が黙っちゃいないわよ?
それにうちは、あの麦わらの一味なのよ?
おじさんも名前ぐらいは聞いた事あるわよね?」
店主「麦わら……Σっ!!…も、もしかしてアンタらの船長って……!!
あの頂上戦争で海軍とやり合ったという麦わらのルフィなのか!?∪」
店主は彼等が麦わらの一味だと言う事を知ると、驚きは更に増していった。
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