第90話 太陽の当たる場所で
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意地悪な事ばかり言ってくるゾロに対して、ムスッとしたののかは今度こそゾロの腕から離れようとした。
しかし、それを彼が許さなかった。
”グッ”
ののかが起きようとしたその時、ゾロは再び腕に力をいれると、自分の側からののかを離すまいと抱き寄せた。
「ヒャァっ/////」
ゾ「ーー悪ぃ…。
からかいすぎた。
……謝るからまだ此処にいろ」
「…え?」
ゾ「俺はまだののかとこうしていたい」
「ゾロっていつの間にか甘えん坊になったんだね」
ゾ「んなわけねぇだろ∪
……でも……たまには良いのかもな
誰にも邪魔されねぇで……。
すぐ側でののかを感じる事ができて……。
こうやって抱きとめていたら、ののかがいなくならずにすむ」
「私はもういなくなったりしないよ∪」
ののかは苦笑いを浮かべると、ゾロはその大きな手でそっと彼女の頬に触れた。
ゾ「ーー約束できるか?」
「っ!」
ゾ「失うのは……手放すのは……これ以上はゴメンだ。
俺は手に入れる為だけに突き進んできた。
失うのも手放すのも慣れちゃいねぇんだよ…。」
「…ゾロ…」
ゾ「半端な想いで言ってるわけじゃねぇからな
……ののかに関してはいつだって本気だ。
だから約束しろーー。
もう二度と俺達の前から…俺の前から
いなくなったりしねぇて…。」
「っ!/////」
ゾロは本日二度目のキスをののかの額にすると、突然の彼の行動に驚いた彼女は顔を真っ赤にした。
ゾ「返事は?」
「〜〜っ/////
ん……ち、ちゃんと約束…す…る/////」
ゾ「フッ、顔真っ赤だぞ」
「だからそれはゾロのせいでしょ!/////」
ーーののか…
今此処で瞼を閉じたら…
お前がまた消えてしまいそうで
少し不安になる…
だけど、今度はちゃんと約束したからなーー。
ーーこの太陽のあたる場所で……。
END