第115話 2日目の出来事
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ル「ののかに見せたいものがあってよ!」
「見せたいもの?」
ル「まぁ、それは着いてからの楽しみだ」
ルフィはののかの手をギュッと握りしめると、「はやく、はやく」と言わんばかりに腕を引っ張り、同時にののかも彼の歩く速さに合わせるために少し小走りになっていた。
そしてののかは足元の土を踏みしめながらルフィについていき、彼女は彼の手を握りしめ、不安そうな表情を浮かべながらも、ルフィの優しい笑顔に安心感を覚えていた。
自分たちのキャンプ地から15分ぐらい歩いたところまでやってきた。
ル「ののかもう直ぐだから」
ルフィはののかを導きながら小高い丘に向かって歩いていった。
どんどん丘を進んでいき、視界が開けた場所までやってくると、ののかはその景色を見て言葉を失った。
「……っ」
こには息を飲むほど美しい景色が広がっていた。
遠くには青々とした森が広がり、その向こうには青い海が輝き、空は晴れ渡り色とりどりの花々が風に揺れて、ののかはまるで夢の中にいるような気持ちになった。
「す…すごい
こんなに素敵な場所があったんだね」
ル「なぁ、スッゲーだろ?
冒険してたらたまたま見つけてよ
ののかにどうしても見て欲しかったんだ」
ののかは感動してルフィの手を握りしめ、丘の上で彼と一緒に立っていることに喜びを感じると、二人は静かに風景を眺めながら、心の中でこの特別な時間を楽しんだ。
「ルフィでもこんな素敵な場所を見つけることができるんだね?」
ル「当たり前だろ!
俺だって食いもんばかりじゃないんだぞ」
ののかは笑いながらルフィをからかっていると、その穏やかな瞬間を突如として切り裂くように子電伝虫が鳴った。
「もしもし?どうかした?」
ロ「ののか今どこにいるの!?」
「今近くの小高い丘の上にルフィと一緒にあるけど?」
ロ「今直ぐ戻ってきて!
さっき海の近くまで行ったんだけど、海軍の船がこっちに向かってきてるわ!」
ル「Σなんだって!?」
ルフィとののかは丘の上から海の方に視線を向けると、水平線の先から何隻ものの海軍船の姿があった。
END
4/4ページ