第110話 お姉様は見抜き上手
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いつもなら横になれば直にでもイビキをかいて爆睡できるが、今日ばかりはそれすらも困難で寝る事なんてできなかった。
ゾ「クソっ#
何だってんだよ#」
ロ「荒れているわね」
ゾ「Σうぉおあっ!?」
ロ「あら、驚かせてしまったかしら?」
いつも人の気配に敏感な俺でもロビンの気配に気づく事ができず、ビックリしすぎて大きな声を上げて驚いてしまった。
ゾ「なっ!急に驚かすんじゃねぇよ!∪」
ロ「ゾロなら私ぐらいの気配なんて気付いてるかと思ってね
ーーでもそうでもなかったようね?」
ゾ「うるせぇよ∪
で?何か用でもあるのか?」
ロ「用件なんてないわ
私はいつものように此処で読書をしていたら、貴方が寝れなくてイライラしているようだったから声をかけただけ
でもまぁ…聞かなくても貴方の事だから悩みの種はののかでしょ?」
ゾ「っ!/////」
ロビンは呼んでいた本をパタンと閉じた後、不適な笑みを浮かべ俺に「図星だろ」と言いた気な表情で見てきたので何も言い返せなかった。
ロ「話しぐらいなら聞いてあげるわよ」
ゾ「お、俺は別に…「マルコに嫉妬してるんでしょ?」
ゾ「…っ…!」
ロ「まぁ、マルコだけに限った事じゃないと思っているけど
ーーののかは女の私から見ても本当にいい子で、放っておけないところがあるわ
見た目だけじゃなく内面だってね」
ゾ「んな事…俺でも分かってる
だから惚れたんだ
…でも…ののかがいつか遠くに…
俺の手の届かない所へ行っちまいそうで…
時々不安になる…」
俺…なんでコイツに弱音なんか吐いてんだ?
…いつから俺は…弱音を吐くほど弱くなった?
…いつから俺は…こんなに格好悪く…
ロ「格好悪いと自分で思っているなら…アナタ自身が弱くなったと思っているなら…。
いつまでたってもののかを捉まえる事なんてできないんじゃないかしら?」
ゾ「っ!」
ロビンの言われた事に心でも読まれたんじゃないかって、内心俺はドキッとした。
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