第109話 レディーにヤキモチ
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昼食を終えたののかは自分の部屋に戻り椅子に座ると、最近日課として書きはじめた日記を机の引出しから取り出しペラペラと最後のページをめくった。
昨日の分を書いていなかったから忘れないうちに日記に書いておかないと…。
ののかは着ていたジャケットを脱ぎキャミソール姿になると、長い髪も後ろに一括りにして邪魔にならないようにまとめた。
「そう言えばマルコさんから貰ったビブルカードも無くさないようにしておかないと」
先ほどまで着ていたジャケットのポケットを探ると、今日マルコから貰ったビブルカードの切れ端が入っており、それを机の上に乗せるとジリジリとゆっくり動き出した。
「私のビブルカードもこうやって動いているのかな?
クスっ…それにしても、まるで名刺交換って感じだな♪
…っと、それはそうと早く日記を書いてしまわないと!」
ののかは机の上に置いてあった羽ペンを持ち、日記に昨日あった出来事や感じた事などを忘れないうちに書きはじめた。
書いている内容の殆どはマルコと会った事や、そこで聞かせてもらった話しなどが書かれてあり、一つ一つを思い出しながら小さく笑みを漏らしていた。
”コンコン”
「はーい、どうぞぉ」
”ガチャ”
サ「ののかちゃん飲物を持ってきたよ」
「ありがとうサンジ君♪」
ノックをされたので返事をすると、トレーの上にドリンクを乗せたサンジが部屋へと入ってきた。
サ「あ、もしかして邪魔だったかい?」
「ううん!
ただ日記を書いていただけだから気にしないで」
ののかは一旦日記を書くのを止めると、サンジがトレーごと差出してきたので、その上に乗せてあるグラスを手に取って飲みだした。
サ「あれ?これってビブルカード?」
「うん、そうだよ。
今日帰り際にマルコさんと交換したんだ♪
いつかサニー号に遊びに来てくれるみたいだし!」
机の上でゆっくりと動いているカードを見ながらののかはドリンクを飲み、彼女の話しを聞きながらサンジは少しばかり眉間にシワを寄せていた。
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