第107話 この思いーー好きだという気持ち
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「……ん……朝…?」
カーテンの隙間から差込んだ光りがののかの顔に当たると、その眩しさから彼女は目を覚ましてしまった。
見慣れない部屋を見て「あぁ、そう言えばマルコさんの家に来てたんだ」と思い、いまだボーッとする頭で昨日の事を思い出そうとしていると体に違和感を感じた。
………体が動かない
…あれ?
その前に私…ソファで寝ていたような…∪
ののか背中に温もりを感じたので首だけを後ろに向けると、そこには気持ち良さそうに彼女の事をギュッと抱きしめて眠っているマルコの姿があった。
「……………」
マ「…Zzz」
「……………」
マ「…Zzz」
「………Σきゃぁぁああああああ!!!!///////」
マ「……んっ」
「な、な、何でマルコさんがここに!!?/////」
マ「ここは俺の家だよい」
「あ、そうでしたね♪
…じゃないですよ!!//////
何で一緒に寝てるんですか!?
っていうか私ソファで寝ていた筈じゃ!/////」
マ「俺がソファからベッドに移動させたんだよい」
「…え?何でですか?」
マ「………………さて、そろそろ起きるか」
「Σスルーされた!!∪」
マルコは大きく背伸びをしながら、ののかの質問を完璧にスルーすると、そのまま顔を洗いに洗面所へと向かった。
…少しでもののかの側にいたかったなんて言えるわけねぇよい//////
内心そんなことを思っていたマルコの顔は真っ赤になっており、彼女に気付かれないようにする為に冷水で顔を洗った。
身支度を済ませたマルコがリビングに戻ってくると、珈琲の香りが部屋全体を包み込んでおり、ののかは淹れたばかりの珈琲を彼に差出した。
「今日は私が淹れてみました♪
いつもサンジ君に教えてもらっているやり方で淹れたので、マルコさんがいつも飲んでいる味とちょっと違うかもしれません」
マ「ありがとよい」
マルコはののかの頭を撫でながら珈琲を一口飲むと、今まで飲んだ事無い味わいに少し驚いていた。
マ「…美味い」
「よかったぁ〜♪
少しだけ蜂蜜を淹れてマイルドにしたんですよ!
隠し味って奴ですね」
マ「ののかの所のコックはすげぇんだな」
「はい、自慢のコックさんなんですよ♪」
……”自慢”…か
マ「朝食は俺が作るからののかは自分の準備をしてくるといいよい。
それと今日はエース達の墓にも案内してやるよい」
「はい♪」
ののかはマルコからタオルを借りると、身支度をする為に洗面所へと向かった。
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