第106話 本気になった恋
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「マルコさんの淹れた珈琲はとても美味しいですね♪
サンジ君が淹れる味とはまた違った感じがします」
マ「口にあって良かったよい
この淹れ方はサッチに教わったんだ
アイツのオリジナルブレンドで、唯一俺が一番気に入った味だったんだよい」
「そうだったんですか
良かったら今度私にもその淹れ方教えてください♪」
マ「クスっ…あぁ、かまわねぇよい」
それから寝るまでの間、ののかはマルコからサッチの事や他の仲間達の事を色々教えてもらい、本には載っていなかった事が知れてとても喜んでいた。
マ「さて、そろそろ寝るかよい
明日はエースとオヤジに会わせてやるよい」
「ありがとうございます♪
何だか明日がとても楽しみです」
マ「あぁ、オヤジ達も待っているだろうからよい
ーーそれと、今夜はののかがベッドを使ってくれ」
「え?マルコさんは?」
マ「俺はソファでも寝れるから気にすんな」
「そんなの駄目ですよ!
私が急にお邪魔したんですから私がソファで寝ます!
マルコさんがベッドで寝てください!」
マ「そっちの方が尚更できねぇよい
俺は船にいた時も雑魚寝をしたりしてたから慣れてるよい」
「ぜっっっったいに駄目です!
マルコさん身長が高いんですからソファに収まるわけがありません!
その点私の身長ならソファに寝てても何も問題はありませんよ♪」
ののかは両手を腰に当ててドヤ顔でマルコに対抗すると、彼も溜め息をついてとうとう降参した。
マ「分かったよい
その代わり風邪引かねぇように、これをちゃんとかけて寝ろよい」
マルコはののかに布団を渡すと、彼女も「は〜い!」と言って寝る準備を始めた。
4人ぐらいが余裕で座れそうな少し大きめのソファだったため、ののかにしてみれば十分すぎるサイズであり、ベッドのようにフカフカしていた。
「マルコさん」
マ「ん?何だよい」
「今日は沢山お話聞かせてくれてありがとうございます。
私…エースが大切に思っていた仲間だから大丈夫って思っていたけど、少し心配していたんです。
マルコさんの事よく知らなかったし…。
ーーでも…話してみるととても優しくて…怖くなくて……面白くて……。
……今日だけで……私……マルコさん…の……事…………好き…に……なっちゃ…い……ま…し…た……Zzz」
マ「っ…//////」
よほど疲れていたのか、ののかは話しの途中で睡魔に襲われるとそのまま深い眠りに落ちていき、規則正しい寝息が聞こえてきた。
マ「ったく……反則だよい/////」
マルコは彼女が眠っているソファに座り、顔にかかっている髪をその長い指で払いのけると、彼女の額に唇を落とした。
ーーあぁ…俺って本当にバカだよい
とうとう本気になっちまったじゃねぇか…/////
END